ギョキョウ 🐟 漁業協同組合って何をしているの?一度は聴いたことのある「漁協」の仕事🐟
一度は聞いたことのある「漁協」って実際何をしているの?🐟 漁業協同組合の会長さんが語る現場のリアルをお届けします!
要約
宮城県女川町から発信されるサカナをテーマにしたポッドキャスト番組の第35回エピソード。今回は鳴子業業協同組合の会長をゲストに迎え、漁業協同組合の具体的な仕事内容や役割について詳しく解説。一般的には「漁協」という名前は聞いたことがあっても、実際に何をしているのかよくわからない組織について、現場の声を通して理解を深める内容となっている。
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アラオアングラズミーティングというイベントにお呼ばれいただきました。 ぜひ喋ってよというリクエストをいただいて、宮城県大崎市の鬼神戸スキー場へとやってきて喋っているという感じでございます。 今回僕、ポッドキャスターのアンディと、フェイス・ザ・フィッシュの横田で、この二人がやってきております。 ユウスケ君とね、それからリュウタさんは、ちょっと用事があって女川にいるという感じで、今回僕ら二人が来ておりまして。 肝心なのがゲスト、お呼びしましょう早速。 北上川水系アラオ川ナルコ漁業協同組合代表理事組合長の高橋さんです。よろしくお願いします。 過去最長の肩書きです。 アングラーのユウスケと、新米漁師のリュウタに、ポッドキャスターのアンディです。 魚を喋る魚会議、宮城県は女川町からお届けします。 よろしくお願いします。 これまでもね、東京書籍の理科の教科書会社の編集者さんが来てくださったりとか、それから作曲家の方が、音楽作る方が来てくださったりして、そのたびにね、肩書き読み上げてるんですけど。 さっきいただいた名詞そのまま読み上げさせていただきました。過去最長です。 漢字が連なっている。 連なっているね。僕の台本上にも連なっております。 このイベント自体、アラオ川という川、ここがニジマスツリーの聖地と言ったらいいですかね。 ニジマスツリーが盛んな川で、そこと深く関わりを持たれているのが、ここの漁業協同組合漁協さん。 そこの代表の方が中橋さんということですよね。 ざっくり自己紹介いただいてもよろしいでしょうか。そんな感じで、普段は何されてるんですかね。 普段はですね、私もともと肉屋をやってまして、肉関係なんです。 ずっと肉の殺しとかやってまして、その次がレストランを経営して。 普段はどこのあたりが活動拠点に。 大崎市の古川。 同じ大崎市なんですね。 大崎市の古川でレストランを経営してまして、あともう1店舗が販売の方をやってまして、そっちがメインのお仕事という形ですね。 なるほど。釣りもご自身もされるっていう感じで。 釣りはめちゃくちゃ大好きなんですけど、だんだん変わってきましてね。 どういうと。 交流をずっとやってると、その環境をすごく気にして、良くしようって思ってやってたり、 あとは虹マスを釣ってもらって、みんな楽しかったって言われるわけですけど、 その喜ぶ顔が非常に楽しくて嬉しかったり。 釣りをやってるより、そっちの方がずっとメインだという感じになっちゃって。 環境の方にね、アプローチして。 だから頭の中、ただ想像してるだけ。釣りを想像してるだけ。 イメージで。 イメージでやってるだけ。 達人の意気。 全然釣りはしてないっていう、最近は。 いろんな漫画であるやつだよね。 そうだね。 目を瞑ったら。 頭の中で勝利指しとかがさ。 これ意外とあるあるで。 やっぱりあるあるなんですか。 先日ちょっと石川県で、金沢で全国大会があって、 内水面漁業共同組合の全国大会っていうのがあって、 全国からいろんな要望を持って。 漁協の人たちが集まってくる? 集まって、金沢でやったんですけど、 ものすごく大きな組合長さんと私二人隣いて、話してたら、 最近釣りやらないよねって言ったら、 そうなんだよねって。 なんかさって、環境づくりとか、 みんな釣りを取ることすごく面白くて、 そっちばっかりやってんだよねって。 うわー、共感しますねってなっちゃって。 マネージャーになってくる。 そうですね。 現場の一線だった人からマネージャーへとね。 それめちゃめちゃ面白い。 僕が普段は釣りを特に川ではしないので、 川釣りのことから虹マスのことから、 それからそもそも漁協って普段何してるんだろうっていうところまで、 まあ何もわからないんですね。 ヨコティは結構わかるところも。 魚釣り大好きなんで、ある程度は、 ただ僕らが釣り券を買った2000円が何になってるんだろうとかっていうのは、 全然わからないんで、 その辺は深めに聞きたいところですね。 いいね。 そもそもあれだよね。 釣り券っていうのがあるんだね。 そうなんですよ。 アンディ君は北海道に今住んでるんで、 文化ないと思うんですけど、 今週で川で釣りするってなったら、 川とか内水面。 だから湖とかも含まれるよね。 内釜の水面で内水面なのね。 そうそう。 お金がかかるんですよ。 どこの川であろうと基本的にはって感じで考えたが安全かな。 そうです。 漁協組合さんが管理してる川で釣りするっていうのに 必要なお金がかかってくるので、 そのお金何になってるんだろうっていうのは、 非常に釣りビードとして気になっているところ。 いいね。 そもそも料金がかかる川、かからない川の違いは、 その川を管理している漁協さんがいるかいないかっていう感じですね。 そうです。 川には漁業権っていうのが付いてるか付いてないかっていうのがあります。 そもそも釣りをしていいっていうのは、 漁業権っていうのが行政から与えられるんですね。 なるほど。 国から。 県からですね。 県から。 その上に法律があって、 漁業権っていうのを各都道府県が、 管理をしなさいというふうになってるんですね。 なるほど。 その管理をイコール免許みたいな状態ですけど、 免許っていうのは、個人とかNPO団体とかそういうところには与えられないんですよ。 まあまあまあ確かに。 一旦漁業制上のやり取りで。 推計法っていうのがあって、 その推計法は組合を作って、 組合にしか漁業権っていうのは与えられないっていうことになってるんですね。 漁業権の中には魚を漁業として取る権利はもちろん、 釣る権利も含まれるし。 推計法ですよね。 私のところにもFacebookでコメント、 コメントっていうかいろいろ記事出してますけど、 その中にコメントが入ってくるときあるんですけど、 なぜその外来種のニジマスを放流するんだとか、 コメントあったりするんですよ。 そもそもあれですよね。 このあらお川がニジマス釣りが盛んで、 それはもちろん放流している。 放流してます。 ですもんね。 ただそこのニジマス自体が元々外来種だから、 そりゃけしからんっていう人がとんもところどころにいるっていう感じですね。 います、います。 それは事情を知らないので、 そうなっちゃうんですけど、 そもそも漁業権をもらう、許可をもらうにあたっては、 その内水面って言います。川は内水面って言いますけど、 内水面の免許を取るためには漁種っていうのがありて、 魚の種類ですね。 魚の種類ですよね。 そのイワナ、ヤマメ、それからウグイ、カジカ、フナ、コイ、 あとはニジマスとかもあるわけです。 で、この漁種を県の調整規則ってあるんですけど、 その規則に則って申請をするんですね。 これを取らせてくださいと組合が申請をします。 そうすると県の方が、この漁種に関しては漁業権があるので、 これはあなたたちに預けますと。 取っていいですよっていうことで、 その権利の許可をいただくんですね。 まるっとそこは漁協が引き受けるんですね。 その代わり漁業権をあなた方に与えるので、 その資源は無限ではないので有限だから、 放流事業も増繁殖事業って言いますけど、 放流事業を必ずやりなさいよっていうことで、 目標数値を自分たちで作りなさいって。 いくらいくらの放流を最初に放流するかって決めなさいっていう風になってるんですね。 じゃあもうその時点で取るだけじゃダメ。増やすっていう活動をやらなきゃいけなくなるんですね。 海は違うんですよ。 海は割と資源がかなり豊富なので、 その増繁殖事業をしなくていいという風になっていて、 ただしその漁業権は組合員だけとかになってますね。 そっかそっか。なるほど厳しいんですね。 厳しいんですね。だから漁をしていいのはこの組合員の組合員だけですよっていう風に言われてるよ。 だから例えばアワビとか鮭とか厳しいものに関しては組合員だけっていう風になってるんですね。 ここが川に一旦上がってその漁業権って発生するとその区域に入ると、 取っていい漁種っていうのは組合員とそれ以外に有漁者ってある。 皆さん一般の方々、組合員じゃない人たちが漁をする人たちにも取っていいですよっていう権利が与えられることになるんですけど、 その人たちも実は組合員と同じで、 釣る代わりに増繁殖事業をしなさいよっていう権利を本当は与えられているんですね。 でもそれはしなさいということは歌っていないんですよ、規則の中に。 だからその話の筋としては内水面において漁業権が与えられるということは、 すなわち取るだけじゃダメであり、増やすということも義務付けられてしかるべきっていうところまでが、 漁業までの段階だったらそれが規則の中にも落とし込まれている。 けれども一人一人の漁業者、釣りをする人たちのレベルになると、 そこが義務が行動の上では、 義務にはなってないんですけどお願いベースで、 そうですよね。だからその筋の上ではやるべきで、 で、釣り権の話になってくる。 そうです。だからその漁業権を与えられる代わりに、 その漁業者がいくらで釣りをしていいのかっていうのは、 各組合によって、各組合によってが違うんですね。 アラオ川だったら1日券、今は2000円ですけど、 他の組合に行けばまた違う料金になったりしますけど、 このシステムをまた券に届けを出してるんですね。 うちの漁協は釣り券いくらにします。 いくらいくらです。 これでやらせてくださいっていうことを申請を出して、 それを漁場管理委員会っていう委員会が一番トップの委員会があって、 そこで審議されるんですよ。 ペーパーがみんな回って審議して、 絶対積算根拠としてどれぐらい放流するから、 じゃあこれぐらいの予算が必要になるから、 じゃあこれぐらいの人が来ているから、 釣り券これぐらいで妥当かなみたいなチェックはされるっていう。 そうチェックされて、なぜこの料金なのかっていうのを全部理由を見ながら、 私服増やそうとしてないか無駄に。 全部チェックされる。 相変わらず。 だから各組合によっては違ってくるんですよ。 そのお金は我々が私服を増やすためにもらうわけじゃなくて、 同じ組合員と同じなので、 それを預かってます。 預かって、漁業者の代わりに放流事業をしましょうということなんですよね。 私服を増やすためじゃなくて放流事業にそれを回してるんですよ。 なるほどな。 というのが2000円の根拠らしいんですけれども、 いかがですか?納得感は。 それ聞くと、釣りしに来るだけで、 何かそこに釣り人が携われているんだなっていう実感にはなるんで。 逆に言うとこれまでというか、 普段の釣りをします、釣りしに来ました、 釣り券買います、釣りしました、 釣り終わったので帰りますだけの一連の流れだと、 この支払ったお金が魚を増やすことに直結しているっていう実感は薄めっていうのが 一釣り人としての感覚に近いのかな。 薄いです。 じゃないとその感覚疑問生まれないもんね。 だからそこが結構ブラックボックス化してしまってて、 一般の方々がおじいちゃんばっかりいる組合員にこのお金払って、 何に使われてるんだっていう。 ゴシック壊してるんじゃないかっていう。 なんだこれ。 僕の財布の中身どこいったみたいな。 2000円ね。 それが知れるとだいぶ違いますよね。 本当は見えるか知ればいいんですけど、なかなかそれが見えてこないから。 それなんでなんですかね。 なんかそのある種見せやすい話でもある気はするんですけど。 この収入に関してはすべて行政の方にすべて報告されてるんですよ。 報告書ってのがあって、2年か3年のスパンで、 県の方から条例検査ってのがあって、 もう税務調査のように丸1日2日かかって、 すべて長方から何からかひっくり返されて、 全部やれるんですよ。 不正はしないかっていうことでやられるんですよね。 だから本当にもう全部オープンにしないと、 その漁業権っていうのは剥奪されちゃうんですよ。 そうか。 なんか最近ニュースもありましたよね。 ありました。 四国の吉野川っていうところが大きいところなんですけど、 組合が3つほど重なってるんですよ。 上流、中流、下流と重なってる。 そこがすべて剥奪されてしまった漁業権を。 その理由はさっき言ったように目標数値をクリアしてませんでしたねと。 なるほど。放流する方の例えば。 放流、漁業者からも漁業料を預かってる。 組合員からも組合費を預かってるにかかわらず、 あなたたちは放流数をこれだけしますよという目標をしたのに、 クリアしてないですねっていうことで、 たぶん1年2年じゃなくて、 10年20年のスパンだと思うんですけど。 たまに溜まって行政がもうダメだぞ。 もうダメです。 やっちゃったのかなって推測ですけど。 ちなみにそうやって漁業権を持っていたところが剥奪されちゃいました東京さんが。 その代わってどうなるんですか? 誰でも釣っていい無法地帯になるのか? 誰でも釣っていいんです。 そうなっちゃうんだ。 罰則が全くないんですけど、 組合がなぜこれが必要かっていうと、 例えば釣り用、何と何で釣っていいですよとか、 いろんな規則があって、 あと網で取るんだったら網目はどれぐらいまでとか、 あとは15センチ以下とか12センチ以下を取らないようにとか、 いろんな細かい規則がいっぱいあって、 それによって資源が守られていたんですよ。 ところがそういうのがなくなってしまうと、 次々と前期に入りますよね。 そうやったら無法地帯か。 無法地帯になって、大きいのも小さいのも全部取っちゃうんです。 いかに早く取るかの競争始まりかね。 競争になっちゃうんですね。 減るのは目に見えてるから。 近くの山にサンサイトに行くような感じになっちゃいますよね。 そうすると根こそぎに皆さん、 割る先に。 俺が先に取ってやるっていう感じで。 キャッチャーのリリースとかバカバカしくなってきますよね。 リリースしても他の人に取られそうだから。 リリースしても誰か取られると思えばどんどん残っちゃいますよね。 そしたら釣り人の持っているものがかなり試されるというか、 魚に対する思いが結構試されますよね。 そんな川に敢えて、 漁業権なくなったんだってやってくる人たちが、 そのモラル持ってるかって言うから、 多分持ってないよね。 無料でできるようになったっていう感じになっちゃうかもしれない。 ラッキーって感じでやってきて。 でも実は資源がめちゃくちゃ少なくなっていて、 固活してる状態になってるのが続くっていう状態だと思いますよね。 そうですよね。 人からのトータル圧ちょっと強まりすぎちゃいますよね。 そんな感じですよね。 そうですね。 基本的にはそういうふうに、 何を釣ったらいい、いけないっていうのを管理しつつ、 それから増やしていくっていうことに向けて動いていくのが、 国民の漁協のお仕事。 ちなみに給料ってどんな感じなんですか? ボランティアです。 役員報酬っていうのはゼロですね。 そうなんです。 稼働はどれくらいしてるんですか? 気になるね。 稼働はですね、組合長はこういう感じで。 確かに。 イベントがあればやってきて。 電話も毎日のようにいろんなとこから電話も来ますし。 毎日来るんですか? そんなに電話来るんですか? 来ますね。 問い合わせから何からいろんな行政からの問いもあるし、 申請があったんだってありますから、 それはもう全部ボランティア、無償でやってます。 でももらってもいいんですけど、 もらってやるもんじゃないかなって、自分ではね。 確かにわかります。 もらって大変さの対価としてお金もらうって話にしだしたら、 キリがないっていうか。 その利益のためにやっちゃうと続かないんですよね。 だから自分の趣味みたいな感じで、 本当に釣りに行く感じで放流事業をやってるっていう感じだから。 我々は放流事業をやりながら、いろんな規則がいっぱいあるんですけど、 規則がある中で自分たちでどういうふうにやっていったらいいっていうのが、 様々各組合であるんですよね。 やり方があって。 それを模索しながら、 これやったら規則に反しないでできるんじゃないかなとか、 いろいろ考えてやってるんです。 っていうのを聞いてみて、 釣人としての横手はあんまりこういう話は聞いたことなかった? 聞いたことないですね。 ここまでの話は聞いたことないです。 前とか釣りビギナーだった時に、 漁協がどのように見えてたかとか聞いてみたい。 始めた当初は、 僕らが釣りをできる環境を作ってくれてる人たちなんだろうな。 悪い人たちじゃないんだけど、みたいなものを感じる。 悪い人たちじゃないんだけど、一体何者なんだろうか。 という疑問は常に持ちながら川で釣りしてましたし、 だけど本当にちびっこの頃とかは、 隣とかに住んでるおじいちゃんが川に放流してくれて、 ネジマスを釣ったりとかヤマイモを釣ったりとか、 そういう釣りを経験するきっかけみたいなのを作ってくれたのは漁協さんだったので、 今となっては、そのリアルな話を聞けて、 釣り人として何ができるんだろうなっていうところまで来てますね。 それに対する一つの分かりやすいアンサーとしては、 ぜひ漁協に入ってっていう話になったりするんですかね。 一番はそうなっちゃうんですけど、 本当にぶっちゃけた話をしてしまうと、 かなり組合が高齢化してます。全国的にも。 さっき言った全国大会っていうところでも議案を出したときも、 東北ブロック、北海道ブロックと、私が議案を出しましたけど、 あとは関東ブロック、中部ブロック、四国ブロック、九州ブロックっていう形で議案を出したんですけど、 全国どこでも高齢化によって組合が減少してるので、 これをどうやって維持するんだろうっていうのは、 どこも全国も同じ状況になってて、 じゃあどうやったらいいのかっていうところが、 もう今困っている状態。 ちなみに僕今宮城県の尾長和町っていうところに住んでるんですけれど、 このあらお川の組合に委員になるっていうことはできるんです。 それを聞いてみたかった。 できるんです。 できるんですか。 組合っていうのはその地区っていうのがあって、 例えば昔だったらここは鳴子町っていう町だったわけです。 温泉街がすぐ近くにありますよね。 温泉街が鳴子町になってましたけど、 鳴子町地区内の人間だけが性組合員になれますよっていう規則だった。 これはもう今まだに何五人が残っていて、 合併しても鳴子地区だけが性組合員っていう形で。 合併しても広がらなかったんですね。 広がっていないんですね。 他のところは純組合員っていう形で。 その純組と性組合員は何が違うかというと、 決裁権っていうのは持ってない。 純組合員のほうが。 総会ありますって言ったときに、 議案を出したときに賛成か反対かっていう決裁権を持っていないっていうだけ。 なるほどね。 同じ組合員なので、 意見はどんどん出してもらう。 組合員はさっき言ってたように、 ブラックボックスのように見えているので。 そこですよね。 組合員というよりもその川が、 この川はいいよね。 この川っていうのは何で漁港があるのに、 何で魚がいないんだろうとか、 ブラックボックスらしいんだろうっていうふうに見えるのは、 組合側が、 例えば組合長とか、 組合長役員の人たちが、 釣り人の立場にいるか、 それとも組合としての立場にいるかによって、 目線が違っているだけなんです。 っていうのは、 高橋さんは釣りもされる方ですけど。 私はもともと釣り大好きで、 若い時に仙台に行って、 アウトドアショップに行って、 そこで働いてて、 いろんな所に釣りに行ったりとかして、 やってたので。 横Tルートですね。 僕と一緒ですね。 それでこっちに戻ってきて、 組合の活動をやってくれっていう形で始まったので、 私としてはどっちかというと、 外目線でずっと関わってるんですね。 未だに外目線なんですよ。 釣り人としての関わり方ですね。 ところが、 高齢化した組合っていうのは、 何が起きてるかっていうと、 ずっと自分の縄張りなんですよ。 ナルコ町っていう、 例えばナルコ町の組合員だったら、 ナルコ町のこの川は俺の川だ! この資源は俺のものだ!っていう風になってる。 だから規則としては、 有業者入っていいですよってなってるんですけど、 これはよそ者みたいな感じで見てるんですよ。 だから情報も開示しないし、 預かったお金も、 自分たちの収入だっていう風に、 少し勘違いしてるっていう部分も実際あるんですよ。 で、またそういうタイプの人たちは、 あんま釣りはしない? 釣りはしなかったり、 あとは漁をしますね。 網を使って、 漁業ですね。 漁業。 で、それを既得権として持っているということですね。 それが高齢化してきて、 今70歳代ぐらいな、80歳とか、 そういった年齢になってきて、 本来であれば、 もっと若い人たちに、 もっと入ってきてくださいっていう風に オープンにしなきゃいけないんですけど、 考え方がどうしても釣り人の目線ではないし、 例えばそのキャッチャーのリースっていう意味もわからないので、 そうか、漁業者ですもんね。 釣ったものを何でまた離すんだ? 食べるどころじゃない、売るんですね、そこでは。 全然全く理解できないんですよ。 例えばあとは、我々はゾーニングってやってるんですね。 さっき言った漁師がありますけど、 漁師はエリアによって分けてるんですよ。 上流部は岩名。 中流域は山名。 下流域はニジマスっていう風に分けてるんです。 それはゾーニングという風に分けてるんですけど。 それはそのように上流、岩名、下流、ニジマスって感じで、 住み分けが普通にあるのはイメージ湧くんですけど、 あえてそういう分けてるゾーニングって何かどういうものなんですか? 分けているのは、その漁師によってやっぱ生態が違っているので、 そこに合っている合っていないがあるんですよ。 例えばその最上流部に水温もかなり、 夏だと9度とか10度とか、 あとはその傾斜も結構きついですから、 水も細くなったりしますから、 そこに大きなニジマスって生息できないんですよね。 ニジマスっていうのは海遊しながら大きな川で泳ぐので、 そこに適した魚は下流域だねって。 岩名は上流域がそもそも生息域なので。 そこで我々が取った行動っていうのは、 繁殖しなさいっていうことで岩名、豆、ニジマスっていう風になってるんだけど、 そこにはどんなDNAの魚を入れなさいっていうことは中に入ってないんですよ。 なるほど。種類だけ決まってたらいい。 種類だけ決まってたんです。 だから遺伝子は何でもよかったんですよ。 ちょっと危ない香りがするよね。 遺伝子汚染っていう言葉がちらつきますね。 そうです。そもそもそこに生息した遺伝子っていうのは、 もう何百年何千年とそこに暮らしてきた、生きてきた魚だったんですけど、 その権利をもらったことによって、 昭和30年代に権利をもらって放流事業しなさいっていうことで、 放流事業をやったときに養殖業者から魚を買って放流するんですけど、 その養殖業者さんのDNAでやるので、結局養殖業者さんが増殖しやすい岩名、 山名、ニジマスっていうのを開発していくわけです。 そうすると自然に対応できない魚。 その川の環境とはマッチしない魚が。 全くマッチしない遺伝子の魚がいるわけですよ。 それを放流しちゃうので、そこに定着できないんですよね。 なるほど。 それを取り戻そうかなって私が思って、 それを取り戻す作業を今やってます。 っていうのは、そこの川にいる岩名が。 もともとの遺伝子は何だろうということで調べて、 例えば岩名だったら今60以上の、 全国で60以上の遺伝子があるっていうのは分かってるんですよ。 おにこうべの中には約遺伝子が6パターンぐらいありまして、 6パターンのうちどれが原種だろうっていうのは、 学者さんに調べていただいて、サンプルはこっちから取りましたけど、 これとこれとこれだねって、この番号だねって、 ハプロタイプっていう遺伝子の名前があるんですけど、 ハプロタイプで何々って数字があって、これだねっていうことで、 そのハプロタイプの数字の魚を肥やして保有をするっていうことで、 一旦壊れた環境を、昔の100年ぐらい前の遺伝子に戻してあげたら、 さらに我々は100年後の人たちに、 その昔の遺伝子を戻してあげられるかなっていうふうに思ってやってるんです。 そのためにお金必要なんですよ。 いやーよくぞ言ってくれましたね。 よくぞ言ってくれた。お金必要ですよね、これ。 必要なんですよ。 その増やすための作業が年間100万とか200万とか最低でもかかっちゃうわけですよね。 でも意外と安いなって僕思っちゃいましたけど。 ボランティアでやってるんですよ。 そういうことか。そりゃあそうですよね。 弁当でやってるっていうか、業者さんも養殖してくださる方も、 ほぼボランティアでやっていただいて、元学者さんなので、好きでやってくれてるんで。 なるほど。だってね、それを全部雇って解決しようとしたらね。 もう1000万単位で。 億とか全然いきますよね。 研究所建てようぜって話になってくるから。 その立て付けはないんですよ。結局何を放流していいっていうのはないので。 だから我々はこの遺伝子っていう形で放流事業をやるんですけど、 そのお金を稼ぐためにキャッチ&リリース区間っていうのをカリウムに設定して、 約3.5キロ設定してるんですけど、そこにニジマスを放流して。 そっかそっか。 特別有業区間っていうのを作っていただいて、 要するに行政と相談して、こういう区間を作っていいですよっていう許可をいただいて、 その収益に関しては、全部全て原種の岩の中に積み込みなさいよっていう約束なんですよ。 えー、美しいっすね。 それ、もっと言ってほしい。 ね、ほんとレシートに書いてていいですよね。 いただいた資金は岩の中を増やすために使われます。 原種の岩の中、原種ですよほんとに。 原種のDNAハプロタイプ何々を増やすためにっていう利益は全てそちらに回しますよっていう。 いや、おもろ。 俺、釣り人みんな知りたい情報だよ。 もっと伝えていいですよね。 なんなら寄付とか募ってもいい話だと思いますし、お話の内容的には。 なんでどういうことなんて疑問を持つような人がいたら、レシートにこのエピソードのQRコード乗っけてもらったらいい。 魚解禁聞いてもらったらこれ聞けね。 そういうことなんですね。 面白いのが、これをやってみたら原種っていうのは、もともとの原種っていうのはやっぱりさっき言ったようにそこに適していた遺伝子なので 放流してそこに人が入らないと数年で爆発的に増えるんですよ。 へー。 昔の人は、私ねちょうどさっき全国大会行ったっていう話をしたときにちょうど福井の崩流川のお姉ちゃんと話してて 原種の話になって、原種って増えますよねって言ったら、そうなんだよねって。 へー、マジか。 われわれ言うと湯穴は昔の人は虫虫と同じだって言ってたんですよ。 へー。 黙ってたら増えるって。 なるほど。 それを話したら向こうも崩流川のお姉ちゃんも、そうなんだよねって。 へー、なんか全然。 それは面白いですね。 素人的なイメージからはだいぶ違うというか。 なんかほらよく聞くじゃないですか、外来種にやられて在来種が減ってみたいな。 あの逆っていうか。 逆。あの、外来種だから在来種だからっていうことではなくて、外来種であってもニジマスがもう。