#71 ご飯も巣作りもアピールも!つついて成り立つキツツキの暮らし〜キツツキ編・2【ミモリラジオ】

木をつつくキツツキの謎に迫る!餌探し・巣作り・コミュニケーションの3つの理由と、驚異の身体構造を解説します🐦

Spotifyで聴く

要約

キツツキが木をつつく3つの理由を解説。餌探しでは虫を見つけて長い舌で捕獲し、アリを1000匹も食べるクマゲラも。巣作りでは卵用とねぐら用の2種類の穴を作り分け、コミュニケーションでは1秒20回のドラミングで縄張りや求愛をアピール。特殊な舌の構造や頭蓋骨の仕組み、森の生態系での役割まで、キツツキの驚くべき生態を詳しく紹介する。

キーワード

キツツキ ドラミング クマゲラ アカゲラ 森林生態系 鳥類行動学

文字起こし

ミモリラジオ、このポトキャストは自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを深堀るトーク番組です。 パーソナリティを務めます、ミモリのアンディです。 はい、ミモリの野田和樹です。 キツツキ編第2回でございます。 第1回は、キツツキが世界に何種類いるのか。 そうだね。 僕が30って言ったら、惜しいって言われて。 230。 あ、30が合ってたのかな。 そうだね。あと、数を大きく増やすっていう考え方自体は合ってるから。 なるほど、なるほど。 ちょっとその辺を評価しました。 あとは、東京に、港区に生息地を伸ばしているコゲラ。 意外と都会の鳥だよ、キツツキはっていう。 結構ね、だからキツツキが都会に増えていて、しかも東京に1300人も、万人も人がいるじゃん。 意外とキツツキ見つかってないんだよね。 そうだよね。 気づいてない。 そうだよね。東京の人にさ、キツツキ見たことありますかって聞いたらさ、 みんな、なんか認知のフタみたいなのあってさ、見れないと思ってるよね。 いるわけないでしょってみんな思ってる。 確かに。 けれども、そんなそのバイアス、そんなちょっとものの見方にさえも、 カザ穴を開けるというのがキツツキという鳥なんですっていう。 石川拓夫くんね。 そうだね、そう。っていう話も前回やってきました。続きでございます。 はい、お願いします。 今回ちょっとキツツキの最大の謎、これが2つありまして。 なになに、え、待って、最大の謎あんの?そもそも。 そういえばキツツキってなぜって思うことが2つあるはずなんだよ。 どう考えても。 1つ目はキツツキなぜ木を綴くのかっていう。 あー、はいはいはい。 そう、前回最後でちょっと喋ったけれども。 2つね、第1話で言ってくれたけど、1つは餌を掘るため。 そうそうそうそう。 もう1個が巣を中に作るんだよね、木のね。 そうなのそうなの。っていう2つがある。プラスもう1個あるんだけど、 ちょっとこの辺詳しく喋っていきたいなっていうことと、 もう1つが、どうしてキツツキは木を綴けるのか。 おーっけ。 おかしいと思わない?あれやってることハリーポッターのドビーと一緒だよ。 ドビーは悪い子のやつね。ベッドでやるやつね。 そう、壁にね、瓶とか壁に頭をガンガンぶつける行為と。 確かにね。 ケイツイとかあるかわかんないけど、めちゃめちゃ痛めそうだしね。 めちゃめちゃ痛めそうでしょ。 実際さ、ビジュアル系バンドのさ、38歳くらいのビジュアル系やってた人いるけど、 腰と首痛めてるもんね。 そうなの。 だからそういうことだよね。 しかもそのビジュアル系バンドの人は、言ったらあれだけど、振ってるだけなんだよね。 え!? キツツキは振ってるだけじゃないの? 木に頭を打ちつけてるんですよ。 確かに確かに。だからビジュアル系バンドの人は、 キツツキは首を振るという行為が一つと、木に打ちつけるという行為が二つあって、キツツキなんだね。 僕たちでイメージすると、人間の頭の中で特に堅いおでこって考えてもいいんだけど、 おでこをめっちゃぶつけまくって。 じゃあビジュアル系バンド甘いんだ。 甘い。 確かにおでこをめちゃめちゃ瓦とかに打ちつけてる、空手家みたいな感じだね。 それを日常的にやってるのがキツツキ。 確かに。 なんでこんなことできるのか。 衝撃やばいもんね。 普通できないはずなんだよね。 これについて何十年も研究されてます。 あーそうなんだ。 ちなみになんでかっていうのはメカニズムとかわかってるのかな? ちょっとずつわかってきてるんだけれども、 ちょっとその新しい事実が明らかになってくる流れっていうものが結構面白いのと、 あと意外と色々な要素が複合して、キツツキは木を突っつける鳥として生きてきてるんだなっていう。 頭と首だけじゃないってことですね。 そうなんです。 そういったところで、キツツキ、なぜ木を突っつくのか、なぜ突っつけるのか、 ちょっと今回この二つを喋っていきたいなと思っております。 じゃあ先になぜ突っつくのかっていうところなんだけど、 まず最初の食べる虫を見つけるため。 これはさっきも言ったことだけど、とはいえイメージできなくない? そうだと思う。 木をツンツン突っついて、 あ、食べ物探してますね、虫探してますねっていうのは僕らも見たことはあるんだけど。 あるある。 見たことない人ももちろんいると思うんだけど、 あれをやって具体的に何をやろうとしてるのかっていうことが非常にわかりにくい。 そうだね。 突っつくだけ突っついてその後はみんなイメージないもんね。 確かに。 これについて喋っていくと、 まずそもそもなんだけど、キツツキ類、キツツキの仲間たちって雑食性に近い。 虫のイメージだけど虫以外も食べるってことかな? そうなの。 普段は昆虫とかクモとか、あるいは木の中に住んでる幼虫だとか、 そういった動物質、虫を食べるのがメインなんだけど、 季節によっては木の実とか草の種とかも食べます。 そうなんだ。 中でもキツツキ一般的にすごい大好物なのがアリ。 アリ食べるの好きなんだよね、キツツキって。 アリのイメージあるアリのイメージある。 あれは木の中にいるアリを突っついて出してるのかな? そうなんですよ。 木を突っついて、まずコンコンコンコンって突っついて、 大体リズムはコンコン、コンコンコンコン、こんな感じのリズムなんだけど、 こうやって突っついて、音の感覚と触覚で、 木の中に虫がいるかどうかをチェックするの。 そうなんだ。ダウンジング? ダウンジングをやっている。 すごいね。 僕たちもさ、水がたくさん入ってるかどうかをコンコンって叩いて、 音の感じとかその反応の感じで、なんとなくチェックできるじゃん。 確かに確かに。 あれを普段からまずやってます。 なるほど。 だから虫を探すための突っつき方がある。 コンコンコンコンってやって、 あ、虫、中にいるとか、あ、アリがいるぞってなったら、 この木に穴を開けるための突っつき方をしていきます。 なるほどね。確かに木って中にさ、僕たち人間が見てもさ、 その中に虫がいるかどうかって分からないもんね。 分からない分からない。 分からないので、木突きはくちばしを使うことによって中を理解する。 僕らが卵をさ、茹で卵なのか生卵なのかみたいな、 回してチェックするじゃん。 そうだねそうだね。 みたいなことを目で見えないんだけど、感覚で分かるってことを、 木突きはくちばしでやってるってことだね。 なるほど。 で、触覚とあと音で判断してるっていう感じ。 なるほどですね。 こうやって、だからハンターハンターみたいだよね。 これで中に虫がいるぞって感じすることが。 抑心編ですね。 そうですね。 スーパイルさん、スーパイルさん。 確認できたら、これから木に穴を開ける突き方にシフトチェンジします。 なるほど。 ギアを上げていきます。 だからちょっとリズムが変わったりもする。 よく聞いたら、探す? そうそうそう。 ロケーションのやつと。 穴を本格的に開けていく突き方で、ちょっと変わっているところもある。 どっちが強弱の方かな? もちろんだけど、木に穴を開けるための突き方の方が大きくなります。 なるほど。 ガンガン、ガンガン、ガンガン。 みたいな感じで、ちょっと力を貯めていく感じの突き方に、 力強い突き方に変わっていきます。 で、そうやって木に穴とか裂け目とかを作ったら、中に虫がいるんだよね。 なんだけど、くちばしでその虫を追板で、 そこから引きずり出すってことは難しい。 そうだよね。くちばしそんな器用じゃないしね。 そうそうそう。 それにくちばしを閉じた状態で、口を閉じた状態で突いているからさ、 開けた口入れられないんだよね、普通だったら。 確かに。 だからそこで、くちばしを初めてここで開けて、めっちゃ長い舌を出すんですよ。 そっかそっか。 キツツキの仲間にとってと共通するのが、すごく長い舌を持っているっていう。 そうそうそう。むちみたいな。 しかもこの舌、例外もいるんだけど、ありすいとかは違うんだけど、 舌の先に返しがついてるんだよね。 釣り針じゃん。 釣り針がついてる。 なるほど。 だから釣り針のフックのついた長い舌を、すばって木の裂け目の中に差し込んでいって、 それで虫を引っ掛けて釣り上げて食べる。 じゃああれだ、カラス編でやったニューカレドニアガラスとか。 そうだね。 道具を使って穴を刺して虫を取るっていうやつを、キツツキは自前の舌でやってるってことだね。 そうなんです。 しかもこの舌だから曲げられるんだよね。 いや、めちゃめちゃ長いよね。 後々喋ろうと思っていたんだけど、今喋っちゃうね。 キツツキはめちゃくちゃ舌が長い。 エロリンガンみたいな感じだよね。 だから頭に普通入らないんだよね。普通に考えたらね。 なんだけど。 そうだよね。 くるくる巻いて収納してるのかな? 正解。 例外ももちろんあるんだけど、キツツキは種類が多いから、 舌は頭の後頭部、後ろの部分を通って、 そういう感じなんだ。 口の中とかにくるくる巻いてるんじゃなくて。 頭をイメージとしてはシートベルト、車の。 みたいな感じで斜めにぐるっと回っているんですよ。 で、その回った舌が左の鼻の穴に入ってます。 いや、わからん。 わからないけど、彼らにとってはキツくないんやろね。 僕らめちゃめちゃキツイやん、それやったら多分。 だから左の鼻の穴あたりにまで収納している舌を、 グイッと頭の後ろを通って、下あごを通って、 くちばしの先端から出す。 なるほど。 っていうそういう動き方をしてる。 すごいね、収納術。 そうなの、そうなの。 こんまり。 こんまりだね。 こんまりメソッドだ。 無駄のないフォルムをしてるんだね。 ちなみに、この舌を収納する骨っていうものもあるんです、キツツキには。 だから頭蓋骨にシートベルトが巻きついてるみたいな形で、 パイプ状、管状の骨みたいな部分がついている。 じゃあ舌は、頭蓋骨の中じゃなくて、外ってイメージだね。 そう、外側をぐるっと回ってるんです。 今ピンときました。 よかったよかった。 この舌を収納している骨みたいな部分。 これを舌の骨って書いて、絶骨って呼んだりするらしい。 この絶骨っていうパイプに収納した舌を、グイッと回して一気に飛び出させてる。 舌が通る、じゃあ。 経路。 経路あるってこと。 だって人間ってさ、目があってさ、鼻があってさ、 で、ここをさ、通るってこと? だから人で例えると、左目と鼻の間の、 そこに通る場所があるってこと? そこに絶骨、舌を収納しているパイプ部分のパイプがある。 パイプみたいになってるんだね。 管状なんだよね。 なるほどなるほど。 で、そのパイプが目と鼻、左目と鼻の間からスタートして、 おでこを通って、頭のてっぺんを通って、 後頭部を通って、顎を通って、舌まで来てる。 じゃあキツツキの頭蓋骨って他の鳥と比べたときに… あ、異質です。 ですよね。 ぜひ皆さん検索してみてほしい。 キツツキの骨、キツツキの頭とかでぜひ検索してみてほしいです。 すごい進化だわ。 そうなんすよ。そうやって収納している。 ちなみに、こうやって頭をぐるっと回っている舌、 これはキツツキが木に頭を強く打ちつけたときに、 シートベルトの役割をして脳振動を防ぐっていう説があったりする。 なるほどなるほど。固定されるからね。 ほんとシートベルトと一緒。 確かに紐で縛ってるのと一緒だもんね。 そういうことそういうこと。激しく揺れないようにすることによって、 脳振動が起こらないようにするっていう説もあります。 っていう感じで、キツツキってカルチャーショックがすごかった。 確かにね。今頭でわかるけど、 いや頭でもわかんないわよく。 わかんないかもね。 ぜひ画像で見てみてほしいです。 ちなみにアリをたくさん食べるっていうのはどれくらい食べるのかなんだけど。 どれくらい食うの? だってあんなのさ、一匹さ、めちゃめちゃちっちゃいやん。 そうだね。 例えばクマゲラっていうデカいキツツキでいくと、 このキツツキ、クマゲラ面白くて、 自分と同じ色カラーリングをしているアリを食べるんだよね。 クマゲラの色は黒色? 黒色。で、頭だけが真っ赤みたいなキツツキなんだけど、 このキツツキは胸赤黄アリっていう、 胸の部分だけが赤くて、あと真っ黒っていうアリを食べるんだよね。 じゃあ自分と配色?黒と赤のものを。 カラーリングの。 何なの?たまたま? これはたまたまなんじゃないかって思う。 因果関係とか関連性はないのではないかなって思うんだけど、 この胸赤黄アリというアリを1日に1000匹食べたことが確認されてます。 数えた人すごいね。 そうだね、確かに。それ、執念がすごいわ。 胸赤黄アリっていうアリもいろいろありそうだね。 あるあるある。 このキツツキはこのアリを好むとか。 ありますあります。 ヨーロッパとかだと、1日に2000匹アリを食べたっていう報告もあったりする。 ほら吹きジジイみたいな言いましじゃね? 俺は1000匹、俺はこんだけアリを食べたぞみたいな。 そうなんです。 そんな感じでキツツキはめちゃくちゃアリだとか、 あとはキックイムシっていう木の中に潜り込んで、 木を枯らしてしまう虫がいたりするんだよね。 例えばナラノキっていう木を枯らしてしまったり、 あるいはマツを枯らしてしまったりもするんだけど、 このキックイムシっていう虫も数百匹単位で。 じゃああれか、キツツキがそのキックイムシを食べることによって、 木は長生きするんですね。 その場合もあるっていう感じです。 木がつついちゃうのか。 そうそうそう。 そうなの? なんかめちゃめちゃ手荒な外科手術みたいな。 だから木が更新されていく。 だから大きくて古い木がいつまでも立っている状態ではなくて、 リセットしていくっていう場合もあるし、 それに実際今かずきが言ったように、 木が結果的に長生きをするっていうケースもあるみたい。 なるほど。 ここについてはキツツキを通してバランスが結果的に取れちゃうみたいな。 キツツキ的には別に知ったことじゃないよね。 そうだねそうだね。 だし多分それでキツツキが自分の首を絞めてしまうくらい木を倒してしまうんだったら、 キツツキはいないからさ。 そうなのそうなの。 ちょうどよく進化の過程で環境と自分の行動が一致している感じがありますね。 一言言えるのはキツツキって基本的に豊かな森が必須になる鳥なんだよね、 生きていく上で。 そっかそっか。 まずでかい木が必要です。 あと枯れてる木も必要です。 枯れてる木の中でご飯を食べる。 生きてる木かどうかは種類によって変わるんだけど、 とりあえずキツツキが木の中に暮らすくらいのサイズの木ってでかくなきゃいけないんだよね。 確かにね。 5年とか10年の細い木だったら詰めないもんね。 ぎちぎちになっちゃうから。 だからでかい木も必要だし枯れ木も必要であるっていう意味で、 かなり豊かな森が必要な鳥っていうものがキツツキ。 なるほど。 だからこそクマゲラって豊かな森のシンボルみたいな感じで。 太い木があるっていうのが一つ多分イメージが今加わりました。 そうそうそうそう。 成熟した太い木がある森のシンボルとしてのクマゲラなんですね。 そうなんそうなん。 なるほど。 っていうところがあったりします。 キツツキによってこういうたくさん虫が食べられるんだよね。 食べられることによって人にとってもメリットが生まれることもあって。 どういうことどういうこと? 例えば秋田県の話なんだけど、 秋田県には黒松っていう松の林があるらしいんだよね。 すごい眺めがいいところでもあって自然豊かなところらしいんだけど、 ある時を境にカミキリムシがすごく増えちゃっていたらしいんです。 カミキリムシって幼虫が木の中に暮らしたりして、 それで木が枯れることもあったりするので、 このままだと黒松の林が荒れてしまうかもしれないってなった時に、 すごい賢い人がいたようで、 赤ゲラ、キツツキだよね。 が暮らしやすいようにするために巣箱を置いたり、 あと巣として使いやすい丸太とかをたくさん設置したらしいんです。 そしたら赤ゲラの観察例が増えた。 赤ゲラがたくさん暮らすようになって、 その4年後にはカミキリムシの生虫の数というものが、 設置前の半分まで下がった。 なんか殺虫剤の浅はかさを感じるね。 複雑系を予想して。 だから鮭編でも似たような話が出てきたよね。 鮭を増やそうと思った江戸時代の藩が、 鮭をたくさんとにかく放流するのではなくて、 鮭にとって暮らしやすい川を作っていったっていう。 アオトブヘイジさんですね。 アオトブヘイジさんですね。 村上藩の鮭で有名なお侍さんですね。 っていう話もあったように、環境を用意して赤ゲラが増えた結果、 カミキリムシが減ったっていうこともあったりするみたい。 そんな感じで虫を食べることが多い。 特にアリが好き。他のも食べるけど。っていう鳥は、 一個アリを食べるからこそ生まれる問題があるんだよね。 っていうのはアリってギ酸っていう、 酸っぱいやつですね。 酸っぱいやつです。 あと毒針の成分でもある。刺されたら痛い成分。 酸性なんだよね。だから酸性のものをたくさん食べすぎちゃったら、 お腹の中が酸性になりすぎて荒れちゃったりするんだよね。普通に考えたら。 胃が荒れちゃうね。 そうそうそう。それに対抗して、 キツツキの仲間たちっていうものは唾液がアルカリ性なんですよ。 唾液がアルカリ性だからこそ、たくさんアリを食べても中和していくことができる。 それで胃がとか内臓が荒れるのを防いでいるっていう感じ。 梅干しアルカリ性? 梅干しは酸性じゃないかな。 アルカリ性のものを一緒に食ったらいいみたいに言われたわ。 そう?本当に? 人間の体も酸性に偏りがいいとかね。 うーん。 何だっけな。重曹かなんか。酸酸性で割るといいみたいな。 キツツキはそんな心配もいらないんですよ。 自前でできるんだね。 自前でアルカリ性の唾液を出すので、アリをたくさん食べても大丈夫っていう。 こんな感じで、とにかく木の中の虫だとかアリを食べることに特化してる感じなんだよね。 体の構造が。 そんな感じで、まずキツツキが木を築く目的、その1として食べる虫を見つけるためっていうのがありました。 その2、キツツキが築く目的その2なんだけど、巣穴を作るっていうことがあります。 太い木にね。 太い木に、キツツキが入って暮らしていけるぐらい太い木がだから必要なんだよね。 この巣穴っていうものは2種類あるんですよ。 巣穴に2種類。 巣穴に2種類ある。 なにそれ、いい巣穴か悪い巣穴か。 これカラス編とかだったらイマイチイメージできないじゃん。巣が2種類ありますみたいな。 そうだね。 キツツキにとっての巣穴っていうものは、1つは子育て用の巣穴。 子育て用なので、これカラスとも一緒。 そうだね。 その中で卵を産むために作る巣穴があります。 もう1つは卵を産んで育てるわけではない、オフシーズンだよね言ったら、 この時だけに使う、自分だけが寝るための巣穴っていうものを作るんだよね。 そうなんだ。 だから家族みんなの家も作るし、自分だけが暮らすアパートも作るっていう感じ。 それはね、カラスも育て用の巣と、冬は集団でみんなで寝てるから、 別で作るから、鳥はやっぱり2種類作るのかもしれないね。 確かに確かに、集団で暮らすっていうのはそうだね。 自分が寝るための巣穴と同じ考え方だと思う。 各家族用のアパートと、みんなで暮らす集合住宅みたいな。 そうだねそうだね。 ただそれでいくと、キツツキの場合は、 もう自分1羽だけが暮らす家っていうものを作る。 1羽とかなんだ。 群れ単位です、キツツキは基本的に。 そうなんだ。 あの都外はすごく長く付き合うんだけど。 キツツキが5羽以上でいるとかないもんね。 だから完全な1人暮らし用の家を自前で作るんだよね、キツツキって。 で、この子育て用と、あと自分だけが寝る用の巣穴ってそれぞれ形もちょっと違うんだよ。 はいはいはいはい。 っていうのは、子育て用の巣穴は出口になる穴が1個だけなんだけど、 自分だけが寝る用の巣穴、寝蔵って呼ばれるんだけど、 この寝蔵は穴が2個とかあったりします。 そうなんだ。 そう、これは目的がそれぞれ違うんだよね。 手段、使い方も違っていて、 子育て用の巣穴は基本的には、 誰かさ、ヘビみたいな外天敵がやってきたり、 他の鳥が襲撃することもあるんだけど、カラスもね。 なんだけど、それに対して卵って逃げることができないじゃん。 だからもう穴の数は1箇所少なくして、 自分はその穴の前に立ちふさがって戦うっていう動きをしやすい形にしている。 後ろが山のとこに陣地を作るみたいな感じか。 そんな感じ。 そしたら後ろから攻められないから。 そうそうそう。ここだけは守ればいいということで、 お父さんキツツキ、お母さんキツツキが巣穴の前に立つってことができる。 けれども、自分だけが寝ているだけの寝蔵だったら、 天敵来ても逃げたらいいじゃないですか。 確かに。 なので、自分が出入り口として使う穴と、 脱出用の穴があるんですよ。 なるほどね。 だから、2個穴があったりする。 2つ穴があるって。1本の木に2つ穴があるってことでしょ。 そういうことそういうこと。 全然イメージできないよ。反対側に穴開けるってこと。 なんかね、上と下で2個穴が並んでたりする。 ああ、はいはいはい。 で、その2個の穴が内側では繋がってる。 なるほどなるほど。 みたいな感じだったりする。 だから、下から襲撃が来たら上から逃げる。 なるほどね。なるほどね。 そう、っていうことができたりするんだよね。 面白い面白い。 うんうん。めちゃくちゃ面白い。 あと本当、作り方もバリエーションがやっぱ多くて、 赤ゲラ、まあ、北海道だと身近なキツツキ、東京にもいるんだけど、 このキツツキは穴を何個か開けてみて、木に。 で、木に行った穴を巣にしたりとかします。 ああ、試しに開けるんだ。 試し開けっていうのをやったりする。 へえ。 面白いよね。 で、ここからは、前者の方、子育て用の巣穴についてちょっと喋っていこうかなって思います。 で、これについては、種類によっても変わるんだけど、 だいたい4月から6月ぐらいの間、このまあ2ヶ月弱が子育てシーズンです、キツツキにとっては。 うんうん。よく使いがね、飛んでる飛んでる。 うんうんうん。で、キツツキも種類でいろいろということなんだけど、青ゲラとかクマゲラっていうキツツキは、 まだ生きている生の木に穴を開けて、そこに巣を作ることが多い。 へえ、なんで生きているやつと死んでる木に開けるやつがいるんだろうね。なんか死んでる木の方が楽そうと思うけどね。 そうなんだよ。あの、生の木ってめっちゃ硬いし水分量が多いから。 水分が多いからね。 そう、強靭で大変なんだけど、これすごく大きなメリットがあって、これ冷暖房付きなんですよ。 へえ、生の木がってこと? そう、生の木って生きているから、その木が凍るわけにはいかないじゃん。 確かに。 だから、周りがどんなに寒くってマイナス10度とか言っていても、その木だけは0度以上だったりするんだよね。 あのー、そうだよね。冬のさ、雪山とかに行ってもさ、木の周りだけ雪って溶けてるもんね。 そうなの。だから、冬の木って実は暖かいよねっていうのは、北海道の森とか歩いてたらすごくわかるんだけど。 なるほど。 メリットが計測とかしているんだよね。これは白神山地、なので青森の山ですね、世界参なんだけど、そこの真冬の巣穴の気温を測ってみたらしい。 すると、枯れ木に開いた穴の中だったらマイナス13度だったらしいんですよ。 いやーすごいね。めちゃめちゃ寒いね。 めちゃめちゃ寒いじゃん。 そう。 一方で、生の木… 何度?3度? マイナス…そこまでは行かない。やっぱ穴が開いてるから外気も入ってくるしね。 あーそうかそうか。 でも全然違うね。約10度?8度くらい違うってことだね。 しかもこのマイナス5度の中に温かい体を持った木続本人がいたりするから、これで巣穴の気温は多分0度いくんじゃないかなって。 しかも広さ的には半丈?1丁の半分くらいに人間が立ってるみたいな。 そうだねそうだね。 そりゃああったかいわ。 そうそうそう。だから暖房機能付きの家を作るために、青ゲラやクマゲラは生きてる木に穴を開けるっていう話があったりします。 温度が保たれやすいっていうメリット。で、例えばそれよりもちっちゃい木続きについては、小ゲラとか赤ゲラとかについては枯れ木に穴を開けて巣を作るっていうことが… クマゲラの方がでかいじゃん。 でかい。 生の木の方が固くて大変じゃん。 そう。しかも… その木ってクマゲラが入るサイズだからめちゃくちゃでかいんだよね。 そうだよね。 だから、あ、そう。すごくパワフルです。 なるほど。 クマゲラのつついてる音っていうものがものすごく響き渡る動画っていうのが色々な人があげてるので是非見てみてほしい。 確かにクマゲラ音おっきいわ。 でかいよね。 そっかそっか。 そうなそうなの。やっぱ力大きい、違ってくるんですよそこも。 なるほど。じゃあちっちゃい木続きは枯れ木に穴を開ける傾向があるんですね。 生きてる木に穴を開けると。で、ちなみにクマゲラなんだけどこうやって大変な思いをして開けたすごく上質な家、この巣を何年にもわくたって使うらしいです。 ああそうなんだ。 一方で小ゲラ、ちっちゃい木続きについては毎年巣穴を作るらしい新しい。 ああそうなんだ。やっぱコストが違うんだろうね。 そうだねそうだね。 死んだ木の方が簡単なんだろうね。 そうそうそう。なので東京にも小ゲラはいるという話はしたから、よーく見たらいろんなところに穴が開いてるかもしれないと思う。 公園とか歩いてたらなんか不自然な穴が開いてたりするのかもしれないなって。 木屑が落ちてたりとかね。 ああそうだねそうだね。木屑はすごく見つけやすい一個の目印になるところですね。 で、最後木続きが木をつつく最後の理由なんだけど、これはコミュニケーションのためです。 へえ。音? そう、音を通したコミュニケーション。これは縄張り。 ってかモールス信号みたいだね。 ああなんだけどちょっと違うんですよ。 いえいえモールス信号詳しいな。 モールス信号ね、ちょっと見てた時期あったから子供の頃。 僕が適当に言ったけどちょっと違うんだね。 そう、モールス信号はトンツートトツートトトトみたいな感じなんだけど、このコミュニケーションとしての木続きの木の続き方って、他の続き方やモールス信号とは全然リズムが違うんよ。 そうなんだ。 これかずきも聞いたことがあるはず。ちょっと今真似してみますね。 はい。カラン。あ、あるあるある。 あるでしょ。これが木をつついてる音なんですよ。 カランってやつね。 そう、カランってやつ。あのマシンガンみたいな速さ。 はい、一番速いやつじゃない。 あの1秒間に20回つついてますこれ。 ああすごいね。 そう。 え、あのさ、全然話変わるんだけど、皮膚。 皮膚、はい。 人間の皮膚って、1秒間に16回以上触られたら、触られたと感じないって言うんだ。 ああ、そうなの? いや、傷つき感じられない。 傷つきさ、腕にさ、1秒間にドロロンってしたらさ、何も感じない。 達人の動きができるんだ。 何も感じないじゃないんだ。えっと、1回しか触られてない気がすると思う。 ああ、そうなんだ。 えっと、1秒間に16回以上されても、1回触られてる感じしかしないんだわ。 なんか人間の肌の感覚神経を超えた動きができる。 そうそうそう。 おもろい! これができるんですよね、傷つきって。 めちゃめちゃやりたいな。 これね、みんなやるんだけど、傷つき。これ、ドラミングって呼ばれます。 はいはい、聞いたことあります。 このドラミングって言葉は、たとえばゴリラとか、 ねえねえ、ゴリラのイメージだよね。 そうそうそう。で、言われたりするんだけど、この木をつついて音を出して、周りに対して自分の縄張りはここだぞ、入ってくるなよとか、 あるいは、オスの傷つきがメスの傷つきに対してアピールをするっていう目的のために木をつつくっていうことがあったりします。 なるほど。 だから他の鳥にとっての冴えずり、だからアピールだよね。アピールのための鳴き方の代わりに傷つきは木をつついてアピールをしてる。 それは多分傷つき独特だよね。 独特だね。 他の魚じゃない、鳥は冴えずりだもんね。 そうなのそうなの。 傷つき特有のコミュニケーション感は確かにめちゃめちゃある。 そう、ちなみにこの傷つきが木をつついて出すドラミングの音、超高速なやつ。 これは音が大きければ大きいほど、メスの傷つきに優れてると判断されるようです。 そうなんだ。 これまた別の研究で変わってくるかもしれないんだけど。 でもそれあれだよね。他の外的に音が大きいと見つかるかもしれないリスクも背負ってるわけじゃん。 そうだねそうだね。 だからそれをもう恐れないオスの強さみたいな。 金玉編でそういう話出てきたよね。 金玉でかい方が危険だから痛いし。 でもそれをこう… あまりある、補ってあまりある力をアピール。 そして誇示できるっていう。 そうそうそうそう。 なるほど。 あとまあ他の傷つき目線からしたら、巣穴を作る必要があったりするわけだから、力が強い方がいいよねっていうところもあったりするよね。 なるほどなるほど。 そんな感じで大きければ大きいほど優れているから、オスの傷つきは大変なんですよ。 そうだよね。 できるだけ大きい音を出さなければならないから。 いや、きついな。人間で考えたらきつくない? だからね。 できるだけ大きな音を出さなければいけない人生でしょ。 そう。その時に傷つきはどうするのか。 これ賢いんだけど。 どうすんの? できるだけ音が大きい音が出やすいものをつつこうと、枯れ木を探すんですよ。 あーなるほどなるほど。 生の湿ってる木をつついても音が出にくい。 そこは技術なんだね。 そこは技術。 人間とかだったらさ、でかい太鼓をさ、部族とかでやる人だよね。 そうだね。 めちゃめちゃでかい音を叩いたりとか、体を鍛えようとするじゃん。 そうだね。 傷つきは木を選ぶんだね。 楽器を選ぶってことだね。 なるほどー。 自分にとって一番大きな音が鳴らせる、カラカラに乾いた、いい感じの楽器はないかってことで探し回る。 なるほど。 探し回って、この木結構いい音出そうじゃんってなったら、一気に木をつついて、 ドラミングしてアピールをするっていう感じなんですよ、木つつきって。 なるほど。 で、例えば木をつつくだけじゃなくて、木製の電柱、田舎とかだったらまだまだあるよね。 なるほど。 木でできた電柱って乾いてる。 あれだって木だもんね。 そう、乾いてるから、あれをドラミングとしてつつくこともあるし、時には郵便受けとか、 めちゃめちゃうるさそうだね。 あとは、めちゃくちゃうるさいらしい。 そして人が小鳥たちのために木に引っ掛けた鳥の巣箱、あれも中空洞じゃん。 めちゃくちゃいい音出るんだよね。 そう。だからそれをつつきまくることもあるらしいです。 なんか爆音が出るやつとか木つつきのために用意してあげたいわ。 そうだね。木つつきにとって一番いい音が鳴る楽器をね、用意してあげたいよね。 そんな感じで木つつきが、まず木をつつく理由について喋ってきました。 ちょっとこれだけで長くなっちゃったので、続きは次回にいこうかと思います。 ありがとうございます。次回は木を、なんて言ったっけ、どうしてか。 木つつきは木をつつけるのか。 そうだよね。 ちょっとこれについて喋って。 物理的にケイツイも痛めずにね。 そうなんです。 なんでできるのか。 そしてもう一個不思議なのが、木つつきって木の幹に垂直にしがみついてるじゃん。 うん。 あれ不思議じゃない? 確かにね。 カラスであの姿勢見たことなくない? 確かに。 スパイダーマンみたいなしがみつき方をした状態でさらに木をつつくっていうことができている。 確かにスズメとかカラスとか、鳩とか垂直に立ってないもんね。 そうだよね。そうそうそうそう。 ナルトの修行みたいな感じだもんね。 そうなのそうなの。足にチャクラを集中させる。 足にチャクラを集中させて。 なので木続きの構造が木をつつぐことに特化してるっていうことが次回明らかになっていきます。 なるほど。チャクラを使えるのでしょうか。 果たして。 果たして。じゃあ次回に続きます。 はい続きます。ありがとうございました。 はいありがとうございました。