#57 コケが暮らしを支えてる。耐久生物クマムシから国の電力まで〜コケ編・その4【ミモリラジオ】

地味なコケが実は最強生物クマムシの住処で、国の電力源にもなる?足元に広がる驚きの共生世界をお届けします!

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要約

コケ編の最終回では、コケと共生する生物たちの世界を探る。カオジロガンという鳥がスピッツベルゲン島でコケを食べる話から、線虫やダニ、ゾウリムシまでコケを住処とする生物たち、そして最強生物クマムシとコケの共生関係を紹介。人類がコケを建材や医療用品として活用してきた歴史、泥炭が国の電力源となる話、宮崎県の服部植物研究所で発見された謎のコケまで、地味に見えるコケの驚くべき世界を解説する。

キーワード

クマムシ スピッツベルゲン島 ミズゴケ 泥炭 服部植物研究所 カオジロガン

文字起こし

ミモリラジオ。このポトキャストは、自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを深まるトーク番組です。 パーソナリティを務めます、ミモリのアンディーです。 はい、ミモリの野田和樹です。 コケという植物編第4回でございます。 はい。 前回は、関係性を立って引きこもっている蚊のような植物としてのコケ。 関係性を立っているからこそ、なかなかいろいろな変化が起きなかったっていう面白さを聞いてまいりました。 地味っていう意味でね。 そうだね。なぜ地味なのか、それは関係性がないからだっていうのが、なんかものすごく示唆深いものを感じる。 人間社会にもね、通じるお話をされましたね。 はい。 面白かったです。というところだったんだけれども、前回最後におっしゃってたコケとそんなコケと関わりを持っている生物がいるっていうことだったよね。 はい。 そしてそれはトナカイではない。 はい。 なぜならトナカイが食べているトナカイコケは、あれはコケではないからっていう衝撃でしたね。 はい。 なので、コケに救いの手が差し伸べられたかと思ったら、トナカイという。 手のひら返し。 あれはコケじゃないっていう。 じゃあ、コケと関わりを持っている生物誰なんだっていうところで気になる終わりだったんだけれども、誰ですか? はい。本当にコケを食べている生き物も観察されています。 はい。 鳥ですね。 鳥なんだ。 鳥、カオジロガンっていう鳥が、これ渡り鳥なんだけど。 ガンってことはカモみたいな見た目をしてる。 これ植物が芽吹く前に、寒いところのやつなんだよね。 北極海のスピッツビルゲントウっていうところに渡るんですよ。 懐かしい名前、それはクジラ編で出てきたね。 そう、クジラ編で越冬実験ですね。 そうだよね。 人間がこのスピッツビルゲントウで冬を越せるかっていう風な。 それができたら一年中クジラを獲ることができるじゃないかっていうことで冬を暮らせるのか実験をした島だったよね。 寒い島にカオジロガンっていうのは渡ってくるんですよね。 春前ぐらいに。 春、植物がまだ芽吹いてないので。 コケしかない。 そうです。 植物が芽吹いてないのでコケを食べるっていう風に言われてますね。 でもそこで食べて分解もできて栄養も取り込めるんだね。 そう、実はコケの放射能っていうのは澱粉と脂質がまあまあ豊富らしい。 栄養はあるんだ。 本にライターの火でこうしのを炙るとパチパチして燃えるって書いてあったんだけど、僕やったんですよ。 パチパチ燃えました。 なのでちょっと油はあるんだろうね。 じゃあ十分エネルギー源として使いはするんだね。 っていう風な感じだと思う。 あとこのカオジロガン以外にも具体的な鳥の名前は出てこなかったんだけど、 別の鳥は他の鳥の競争に負けていやいやコケを食べてるっていう種類もいるって書いてた。 なんかあんまり喜べない関わり方だね。 ただこのコケを食べてくれるカオジロガンは放射能を食べてくれると放射が遠くにまた拡散されるんですよ。 そうだよね、その放射能の中にある放射がカオジロガンにくっついて、 そのカオジロガンも渡り鳥だからまた長距離を飛んで運んでってくれるんだよね。 そうっていう感じの見方もできますね。 いいね、いいね。 研究者にいろんな立場があったんだけど、実はこの放射能っていろんな形があるんですよ。 丸だったりとか、 卵毛みたいな感じだね。 そうそう、とか三角のやつとかね。 うん、わかるわかる。 っていうのがあるんだけど、実はこの丸とか三角っていうのが他の植物の一般的な植物の果実に擬態して鳥の食欲をそそっているんじゃないかっていう見解もあったりしました。 鳥に食べられやすい形にしているんじゃないかっていう。 にしては人気ないけどね。 食べられてないよね。 ない、ない。 見たことないよ。 ないけど、そういう見解もあるって感じですね。 なるほど。数少ない試行錯誤の賜物なのかもしれないんだね、放射能の形も。 そうですね。 これすげえ、本当はね、もっとね、苔を食べる生物紹介したいんですよ。 え、聞きたいよ。 いなかったです。 あ、いなかった。 この、ちょっとね、あの、だからこのカオジロガンぐらいしかね、はい、ちょっといなかったんだけど。 逆にカオジロガンすごいね。 すごいでしょ。 うんうん。 密地を取ってますよね。 そうだよね。 で、逆にあの苔を食べる生物は非常に少ないんだけど、苔を住処として利用している生物は、まあまあいるんですよ。 例えば巣作りの材料としてっていうことかな、鳥の。 そう、ハードとしてもそうだね。 鳥の巣作りの材料に苔めっちゃ使われます。 あ、じゃあその言い方とそれだけじゃなく。 苔自体を巣にしている生き物がいるってこと? 苔よりも小さい生物が住むんですよね、苔の中に。 あー、虫とか。 そう、えっと、苔植物を住処とする動物、センチュウ、体長数ミリ程度の、あのほんと糸みたいなね、ああいう虫みたいなやつがいたりとか、あとダニとかも苔の中に住んでますね。 あ、そうなんだ。 へー、知らなかった。 で、あのー、その住んでる生物の中でもすごい面白かったのが、本来水の中に住んでるはずのゾウリムシが住んでる。 えー、そうなんだ。苔の中に? 苔は水を吸うから。 あ、苔の中にっていうか苔が生えてるところに。 そう、で苔は見方を変えると、あいつら水槽なんですよ。 なるほどなるほど。 あのー、地上で数少ない水分保存装置なんですね。 うん、確かに。 なので。 貯水しているから、水の中に生きてるような微生物が生きていけるだけの水はあるんだね、苔の中に。 ちっちゃいとね。 そうだよね。あ、面白いね。 だから、流れてる川とか水たまりみたいな環境を苔は山の上でも提供することができるんだよね。 そうだよね。 あ、面白いね。 っていう見方ができますね。 へー。 実際に苔を採取して水につけてみると、ゾウリムシとかセンチューが。 出てくるんだね。 うん、1日つけてたら出てくるらしいですね。 へー、面白い。 で、これちょっと読みながらショックだったんだけど、 僕、北海道に来て1年目、4ヶ月くらい森に住んで、自然の勉強しようと思ってさ、 ありとあらゆるものを食べてた時期があるんだけど、めっちゃ苔食ってたんですよ。 あ、そうだったんだ。 だからセンチューとかゾウリムシ多分食べてたわ。 あ、寄生されてかねないね、センチューだったら。 っていう、ちょっとリサーチながら、なんか嫌な気分になってました。 病院行きましょうか。 そうですね。 はい。 まあそういう生物が住んでるんだけど、コキの中に住む生物代表を紹介しておくと、 ゾウリムシもすごいインパクトだったけどね。 あとクマムシです。 あー、そこでクマムシも一緒に生きてるんだ。 そう。 へー。 地球上でね、最も生命力があるとされているクマムシ。 クマムシは、よく言われるのは、水深5000mの深海にも住めるし、寒い南極。 そうだよね。 とか、あと高温の100度。 はい。 火とかで炙っても、 耐えられる。 死なないっていう。 あと絶対冷凍の中でも耐えられる。 放射線にも真空状態にも耐えられるっていう。 そうだよね。 のがクマムシなんだけど、このクマムシが苔の中に住んでるんですよ。 へー、知らなかったね。 で、苔も水がないカラカラの状態になっても住んでいけるじゃないですか。 そうだよね。 クマムシも水がないカラカラの状態になっても休眠することができるんですね。 そうだよね。 一緒に休眠するんだね。 そうです。 面白いな。 似たもの同士なんですよね。 うんうん。 だからよくね、自己啓発とかで、今の自分を知るためには周りの人間5人を見ればいいとか言うじゃないですか。 言うね。 それ。 そうだね。 クマムシと苔の共通点。 休眠。 休眠。 へー。 ゾウリムシもそうだよね。 そうだよねそうだよね。 なんかそういう周りに住んでる奴らを理解、中に住んだ奴をこう見てみると、 お前が何なんだってのがちょっとわかるっていう。 確かに。 だし、苔がそれだけの生き物と一緒に暮らしているし、環境を提供しているっていうのは森を凝縮したような感じだよね。 そうなんですよ。 本当にそんな感じだよね。 そう、苔沼になるって分かってたので、ちょっとやるか迷ってたんだけど、苔の中に宇宙、森があるっていうのを知ったので、やる気が出ました今回。 そうだよねそうだよね。 実際。 面白い、それはすごく。 だから苔の中にクマムシが住んでるということは、最強の植物と最強の動物が住んでるんだよね。 確かに確かに。 最強で生きていける。 確かに確かに。 だし、パイオニア中のパイオニアっていう話で出てきたけどさ、何にも植物が生えてないですっていうところに、最初に苔が生えてきて、水を蓄えて水場的な環境を作って、その中にクマムシも生きているんでしょう。 そうです。 いや、森作りの一番最初だよね、本当に。 小っちゃい森が最初にできるんだね、苔で。 そう、苔の中に小っちゃい森があるんだなっていう、中に生物があるんだなっていう風な視点で見てもらえると、さらに面白くなると思いますね。 面白いね、苔の見方変わりますね、これは。 で、ちょっとクマムシの話を戻るんだけど、日本だと苔の中に住むクマムシ、58種類見つかってますね。 クマムシってそんなに種類がいるんだ。 で、これ僕も見たことないので、ぜひちょっと見ましょう。 はい。 気になるよね。 苔をね、持って帰ってきて、顕微鏡かな。 うん、顕微鏡かな。 で、この苔植物の中に住むクマムシは、葉っぱとか茎の細胞に鋭い歯で傷つけるんだよね。 はい。 それを中から出た汁みたいなのを吸って栄養にしてます。 あー、そうなんだ。 そう。 虫みたいな暮らし方だね。 うん、そうだね。 で、苔が枯れてくると、クマムシも一緒に枯れて休眠状態になる。 えー、そうなんだね。 そう。だから2年とか枯れ枯れにするじゃん、苔を。 はい。 で、そしたら復活するって話を。 したね。 水かけたら復活するって話をしたんだけど、中に入っているクマムシも一緒に復活します。 そうだよね。面白いよね。 環境を丸ごと休眠っていう。 すごいよね。 何事もなかったかのように、水かけられて生き返って15分とか30分経つと歩き始めるんだよ。 そうだよね、そうだよね。 やばくない? やばい。 サイコじゃない?サイコパスじゃない? どんな気持ち?今気持ちとか多分ないんだろうけどさ。 そうだよね。 すごいよね。 なんか時が止まった街みたいな感じだよね。 っていうのが苔の中でちょっと繰り広げられてたりするんですよ。 うんうんうん。面白い。 はい。じゃあこれね、苔を住処にしている生き物たちって話だったんだけど。 はい。 あと人類も苔全然利用しなかったっていう風に。 そうだね。 言ったんだけど、まあちょっとは利用されていて。 ほい。 何? 何だと思う?逆に。リスナーさんも一緒に考えて欲しい。 火種? 乾いた苔を束ねて、火をくすぶらせて火種にしてたとかが想像されるかな。 火種、そうですね。火種としても利用されてました。 そうだねそうだよね。 あと何だろう。 うーん。 あとなんかこう、あれだったな。見たことがある気がするのが、 すごい寒い地域に住んでいるような先住民族の人たちが地面に穴を掘って、真下にね。 で、家を。 風よけのやつね。 そうそうそうそう。縦穴式みたいな感じの家を作って、その屋根に苔を吹いてた。 素晴らしい。 覚えはある。 住居の隙間に苔を詰めていたって風にこう言われてますね。 なるほどね。隙間っていう発想はなかった。 そうそう。今だったらグラスウールとかね、ああいうのを詰めるんだけど。 断熱剤ってことかな。隙間風跡を塞ぐ。 そうだね。隙間風とかそういうことですね。 あとは、あとイギリスの研究者の本に書いてあったんだけど、 石器時代、すげー前っす。 そうだよね。 紀元前1万年前とかなんだけど、 火打石の手で握る部分のグリップに苔を使われてるっていうのが発見されたりしてますね。 確かに、手触りはいい。 よさそうだよね。 よさそうな苔あるもんね。 あと、日本の使われ方で言うと、小僧院の宝物の詰め物として利用されてます。 詰め物?って言うとどういうことだろう。 干渉剤。今で言うプチプチみたいな。 なるほど。乾いた苔をそこに入れてるんだ。 苔マットを取ってきて、そのまま宝物、宝とかを包むっていうふうな使われ方が。 そういう使い方なんだ。 苔をマット、地面ごとみたいな感覚、見た目はそれに近いけど、 何十センチかけ何十センチとかでベリベリって取ってきて、 その苔を使ってくるんでるってこと? そう。 それはちょっと予想してなかった。面白いね。 っていう使われ方がしてるんだけど、実は最も人類に使われた苔の利用方法があるんですよ。 はい。なんだろうな。 ヒントいいですか? どうぞ。 時代はね、第一次世界大戦です。 第一次世界大戦? って使われてます。 より分かんなくなったな。 これ繋がんないと思う。そんなに。 より分かんない。医療用? をしか浮かばない。 そうだよね。世界大戦だからね。 あれが武器になるとかは全然イメージできないし。 いや弱そうやろ。苔の武器弱そうやろ。 医療用っていうぐらいの想像しかできないです。なんだろうね。 はい。使われた苔は水苔っていう苔なんだけど、 第一次世界大戦の使われ方、脱脂綿の代用品ですね。 なるほど。そっかそっか。乾いたらカサカサになって、水を含ませたら膨らむから。 そう。脱脂綿。 フランス?ナポレオンの頃からも戦時中における脱脂綿の代用品として使われてきたし、 第一次世界大戦の時は、連合軍側もドイツ軍側も、 大量の水苔を脱脂綿として利用してます。 その水苔は森に取りに行ってたってことなのかな。 森に取りに行ってたんだろうね。 そういうことだよね。 ちなみに、アメリカの赤十字が苔とかを集めてるんだけど、 この脱脂綿としての苔植物の学会史を通じて、水苔採集の協力者を研究者たちに呼びかけたりしてます。 集めてくれって言ってね。 戦場に必要なんだ、苔が。 この医療用の水苔、脱脂綿の利点としては、 最初に言ったんだけど、乾燥重量の16倍から20倍液体を吸収することができるのね。 それって脱脂綿と一緒っていう感じだもんね。 そう。ちなみに脱脂綿は4倍から6倍です。 脱脂綿より高性能じゃん。 めっちゃ高性能。 それは知らなかった。 すごいよね。 面白いね。 最初に言ったんだけど、なぜ水苔がこんなに水を吸収することができるのか。 というのは、細胞が中身が入っていない空っぽの大きな透明細胞らしい。 バケツみたいなイメージ。 ここに水を貯水するって書いてましたね。 本の中で、水苔を水苔垂らしめてる理由なのですってめっちゃかっこよく書いてあったんだけど、 意味わからんと思ってた。 そうですかって感じがする。 あと、プラスアルファで水苔っていうのは抗菌作用があるんですよ。 じゃあ完璧だね。衛生設備として。 普通の苔って水辺にぺちゃぺちゃのとこでも大丈夫じゃん。 そうだね。 ヤクシマとかイメージ。 たしかに。 普通水分が多いとこにあると。 雑菌が。 腐るんですよ。 そうだよね。 苔腐らないんですよ。 たしかにな。 抗菌作用があるんですね。 面白いね。 実際このカビが生えにくい仕組みっていうのは苔植物に備わってるんだけど、 苔植物の中のポリフェノール系の物質があるらしくて、 それがカビの成長を抑制する効果っていうのは医学的に認められてます。 じゃあほんと苔のマットっていうのは使い勝手が結構いいんだね。 めっちゃいいです。 干渉剤にもなるし、脱脂綿にもなるし。 抗菌作用がある。 ベッドになるんじゃないか?下手したら。 使ってたかもしれないね。 乾燥させてね。 っていうふうに脱脂綿として利用されてます。 この水苔っていうのはまた話が森感がすごいんだけど、 脱脂綿以外にも利用されていて、 どういうふうに利用されてるかっていうと、 データンですね。 泥に墨って書いてデータンなんだけど、 データンは石炭になる手前のまだ植物の形が分かる程度にしか炭化? が進んでない状態のことをデータンっていうふうに。 例えばイギリスにそういうデータン層がたくさんあったり、 ウイスキーに使われてたりもするんだっけ? ウイスキーに使われてますね。 そうだよね。 なのでこの水苔っていうのがデータンを作るんだよね。 北半球、寒いとこだね。 データンっていうのはよく多くあるんだけど、 90%以上はこの水苔の仲間の胃がいで占められてます。 そうなんだ。 深さとかやばいよ。15メートルから20メートルとか。 すごいな。それだけの範囲、それだけの量の水苔が暮らしてたってことでしょ? すごいよね。 想像できないぐらいすごいね。 ちなみにデータン、現在の地球の陸地面積の範囲。 パーセンテージができるぐらい広い範囲を占めてるの? 少なくとも1%は水苔です。 マジ? 陸地面積の1%は水苔でやばくない? それはやばいね。 水苔やばいんですよ。 陸上ってそんなに水苔がいるんだ。 1%は水苔で、データンの面積でいうと陸地面積の3%ぐらいかな。 そんなに広いんだね。 なのですごいですよね。 すごいね。 水苔すごくない?1%って。 すごいわ。 言葉にできない。 この水苔っていうのはデータンを作ってるんだけど、 苔植物の中では最も繁栄している種だよね。 そうだね。 最も人間との関わりが深い苔でもあるよね。 データンまで入れたら。 おっしゃる通りだ。 今でもデータンは燃料として北ヨーロッパでは使われているので。 そうなんだ。 ちょっとデータが古いんだけど、 1975年、当時のソ連では7000万トンのデータンが利用されてますね。 暖房用とか燃料用ってことだね。 そう、燃料用。 アイルランドでは1979年、国の電力を20%データンで巻かれてます。 火力発電、データンだったんだ。 20%国の電力を苔で巻かれるってやばいね。 やばいね。 すごいね。 なめてたでしょ、苔。 なめてた。 そんだけの影響を与えてるとは思ってなかった。 苔やばいです。 手代わりが薄いって前回までも喋ってたし。 ちょっとバカにしてたけどね。 最後にこの落としてあげる感じがね。 だからこの燃料っていう、エネルギーっていう観点でもすごい面白いんですよ。 特に水苔ね。 水苔すごいな。 やばいですよ。 アイルランド、しかも水苔、データンの掘る仕事、 雇用6000人産んでたらしいです。 そんなでかい産業だったんだ。 売り上げ3000万ポンドらしいですよ。 これはちょっとよくわかんないわ。 1ポンドいくら?170円くらい? うーん、かな?わかんないや。 このペースで話してると計算ミスるからね。 あとで計算してください、みなさん。 3000万ポンド売り上げがあったそうですね。 あと別個で聞いたことがある話だと、 データン層の中って保存状態が保たれる、 いい状態で生物の死骸とかが保存されるから、 だから昔生きていた人の遺体が残っていたりとか。 おっしゃる通りですね。 あるよね。 この出し目の話でしたんだけど、 水苔は抗菌作用があるので、 腐らないですよ。 そうだよねそうだよね。 気温の低い地域にあるので、 寒いんだよね、要は。 確かに確かに。 それでも保存状態保たれるし。 日本だと北海道の串路出源とか、 サロベツ原野、 あ、そうなんだ。 道化の上の方だね、 にデータン地が広がってる感じですね。 面白い。 話してきたんだけど、 ちょっとだけ変わった環境に生きる苔もいて、 銅苔って言われる苔があるんですよ。 金属の銅ですね。 金属の銅が大好きな苔がいるんですよ。 すごいね。 ってことは鉱山とかに生えるんだ。 そうです。 山支? そうです。 ですよね。 昔の金銀を山で探し当てる、 山支と言われる人たちは、 この銅苔、 本門寺苔って名前なんだけど、 本門寺ってお寺の名前なんですよね。 銅吹きの屋根が雨から滴ったところに、 この本門寺苔めっちゃ生えるので、 銅イオンが好きだから。 屋根が銅でできてるお寺なんだね。 そうそうそう。 こういう山支たちは、 金属に強い植物、 苔だったら本門寺苔とか、 シダとかもそういうのがあるんだけどね。 鉱山植物と呼ばれたりしてて、 山支たちの重要な木というか目印なんですよね。 その苔が生えていたら、 ここは銅が眠っているんじゃないかっていう目印になったんだね。 そうそうそう。 面白い。 っていう苔とかもいたりしますね。 どうやって暮らしているのかが気になるね、 その銅苔も。 これもメカニズム書いてありました。 気になります。 書いてあったんだけど、 ちょっと難しいかな。 難しい上に、 分かってないって最後に絶対ついてる。 そうなんだ。 じゃないかって。 不思議だね。 一応この本門寺苔に関して言われてたのは、 細胞の中じゃなくて、 細胞の外側? 細胞膜のところに銅をためるらしくて。 なので、外側にあるから、 銅とか重金属の影響少ないんじゃない? みたいな。 謎だね。 確かに確かに。 じゃあちょっと色々、 苔について話してきたんだけど、 一番最後に、 苔の実は素晴らしい場所が日本にあって、 それについてちょっと紹介しておこうかなと思います。 どこだろうね。 苔の名所って聞かれるのはすごく色々あるけど、 苔寺とかあるしね。 苔寺とかでしょ。 ミモリラジオで苔寺扱ってもあれなので、 実は世界で唯一の苔専門の研究所が、 実は日本の宮崎県にあって、 僕もアンディ君も実際行ってるんだけど、 ハットリ植物研究所っていうのがあるんですよ。 ものすごくいい施設です。 誰でも入れます。 そう、ここ一般人も無料で出入りできるので、 このハットリ植物研究所も苔の研究所で、 苔について色々展示とかがあったりするんだけど、 ハットリってついてるので、 ハットリ博士が作ったというか、 作ったんだよね。 このハットリ博士っていう人がね、 実は発表した新種の苔があるんだけど、 ナンジャモンジャ苔っていうのがあるんですよ。 名前がすごいよね。 これ苔界はすごい有名ですね。 このナンジャモンジャ苔は、 このハットリ博士の友達にね、 高木教授っていうのがいて、 高木教授も植物の研究者で、 高木教授が調査中にね、山に入って、 なんか謎の植物を見つけたのね。 何だこれはと。 何だこれはと。 ハットリ博士が苔の専門家だから、 送ったんですよ、この謎の植物を。 何だこれって。 そしたらね、顕微鏡で見たところ、 これは苔じゃないと。 キンでもないと。 シダでもないと。 何だろう。 ってなったのね。 で、特にこのナンジャモンジャ苔は、 胞子体がなかったんですよ。 要はどうやって増えるか分かんないのね。 っていうのが他の苔植物にない特徴だったんだよね。 で、このことにより、 このハットリ博士が、 ハットリ博士も含めね、 誰も自分の研究分野じゃないっていう。 なるほどね。 キンの人も、 このシダの人もね。 そう、っていうので、 一旦、分かんないから、 ナンジャモンジャってなるのね。 名前をね。 とりあえず借り置きしたんだね。 苔の親子として一応、 ナンジャモンジャ苔っていうのが、 とりあえず借り置きで、 名付けてるんですよ。 それから、4年後ぐらいに、 またナンジャモンジャ苔が、 これ長野県かな。 また別の山で見つかったのね。 このハットリ博士、またそれをさ、 標本取って、 じっと見て、 結構海外の研究者とかにも送ってるんですよ。 でも誰も分からんっていう状態。 そうなんだ。 だったんだよね。 そう、なんだけど、 このナンジャモンジャ苔、 実はこの北米でも、 同じ種類の、 見られたんだよね。 で、このナンジャモンジャ、 日本で見つかったやつと同じ、 増卵器をつけた植物が見つかったのね。 じゃあ、分かったんだね。 これで苔植物であるっていうことが、 確実になったんですよ。 で、このナンジャモンジャ苔が、 1958年に、 他の苔と全然種類が違うので、 全く新しいカテゴリーを、 属も違うし、 一属一種って言ったりするじゃない。 果も1個なのね。 木も1個。 すごいね。 すごいでしょ。 それはすごいわ。 なので、今まで全く、 カテゴライズされてなかった苔の中に、 出てきたのがナンジャモンジャ苔なんですよ。 1個だけね。 これが苔学の中では、 今世紀最大の発見っていうふうに、 言われてて、 っていう物語とか、 苔の魅力を語ってるのが、 宮崎県の日南かな。 にある、 ハットリ植物研究所ですね。 確かね、 尾尾っていう地域だったかな。 なので、 この苔のニューオールラジオを聞いた、 皆さんよかったら行ってみてください。 小さめの研究所なんですけど、 建物なんかものすごく綺麗ですし、 スタッフの方々の苔愛が、 すごく純粋で、 ものすごく楽しかった。 いいよね。 このハットリ博士は、 日本の苔研究が100年遅れてるって、 言われてたんだって。 当時ね。 ヨーロッパとかに比べて、 100年進めたって言われてる。 すごい。 200年、 200年進めた男なんですね。 200年進めた男。 すげー。 っていう風に言われたりしてますね。 はい。 苔編、 色々話してきたんですけど、 こんな感じで、 面白かったです。 ちょっと意識して、 色々見ていただくと、 その辺の苔がね、 光り輝く、 そうだねそうだね。 ものになるんじゃないかな、 と思います。 見え方が変わる、 前4回だったなって、 すごく思いますね。 乾いても生きていけるんだ、 とか、 クマムシも一緒に乾いて、 生きていく、 休眠するんだ、 苔の中にね。 そうそうそう。 とか、 データンの話もね、 すごいびっくりするのがあったし、 いや、 森の見方がまた一つ、 そして都市にも苔は生えてるので、 見方がすごく大きく変わる回になったな、 と思います。 面白かったです。 ありがとうございました。 ありがとうございます。