#14 あいまいな「薬草」と渦巻く資本主義〜薬草と社会その1【ミモリラジオ】

薬草って実は定義がないって知ってた?戦後から続く薬草ブームの裏に潜む資本主義の構造を徹底解説!

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要約

戦後から現代にかけての薬草ブームの歴史と社会的背景を詳しく解説。1955年のコンフリーブームから始まり、46通知による規制、ドクダミブーム、野草茶ブームまでの変遷を追う。薬草の定義の曖昧さや、食品と医薬品の境界線について考察し、薬草を取り巻く資本主義的な構造を明らかにする。

キーワード

薬草 薬草ブーム 46通知 健康食品業界 ドクダミ 野草茶

文字起こし

ミモリラジオ、始まりました。ミモリのアンディです。 はい、ミモリの野田和樹です。 このポッドキャスト、ミモリラジオは、自然界から一つのテーマをピックアップして、その面白さを掘り下げていくトーク番組です。 よろしくお願いします。 ということで、野田和樹さん、明けましておめでとうございます。 初めてだもんね、新年の収録が。 今日が1月10日、火曜日ということで、新年一発目の収録になっているんだけれども、 なっているのだが、かなりね、機材が良くなりました。 うん、すごい音ね、綺麗になっていると思います。 なっているはず。年末年始に、ちょっと和樹が色々買ってくれたんだよね。 そうだね。 まず我々の目の前にあるこの2本のマイク。 うん、マイクもこれプロ仕様になっているのと、 あとこの収録の機材だね。 いかついね、これ。 今までiPhoneでやってたんだけど、 うん、ちょっといかちプロ音楽が使うやつをね、買いました。 これはもう楽器をやらなきゃいけないんじゃないかって色々言ってたけどね。 そのレベル、そのレベルですね。 ガチの音声機器を買ってくれて、 これからまたまた自然の面白さというのを聞きやすい環境で喋っていけたらなと思うんだけれども、 さあ、今年新年一発目、何について喋っていきましょうか。 はい、今回僕が喋るテーマ、薬草ブームの歴史ですね。 これは植物だけの話じゃないね。 うん、かなり人間界についても話していくんだけど、 なぜこのテーマを選んだかっていうので、 本当は序盤の方に柳とか、よもぎとか、 個々の植物にフォーカスを当ててやりたかったんだけど、 薬草の言葉の定義だったりとか、 そうだね。 薬草の言葉の定義って、後で話すんだけど、時代によって変わるし、 そもそも人によって違うんだよね。 そう、とか、そういう言葉がどうやってできたのかとか、 僕たち日本人がどういう風に薬草のイメージを作ってきたのかとか、 そういうイメージのずれがあると、 話が全く噛み合わないっていう。 そうだね、そうだね。 例えば、昔の美人の定義って、 今だと二重まぶたで、すごい調子んでスラッとしててみたいな感じだけど、 平安時代だとさ、一重まぶたで。 全然違うよね。 そう、だから同じ言葉を使っていても、かなり認識がずれるので、 そうだね。 見守りとして、今後、自然の面白さを伝えていくときに、 薬草とはとか、僕たちはこういう歴史を踏んで、 こういうイメージ像を持っているっていうのを、 多分共有しておかないと、すごいずれるなと思ったね。 なんか、なんとなくで使われている言葉ってたくさんあるけれど、 やっぱこう、議論として掘り下げていくっていうときに、 ちょっと曖昧なまんま喋っちゃってると、誤解が生まれたりもするよね。 そうだね。 今回の薬草ブームの歴史っていうのは、 みんな薬草の歴史っていうと、 例えば、古代中国でこれが使われてましたとか、 フロフシの薬の歴史だとかね。 あと、ヨーロッパの魔女がこういうふうに美薬を作ってましたとか、 なんかそういうものだと思うんだよね、イメージが。 薬草の歴史っていうと。 ただ今回は、結構昭和とか100年前とか、 そのぐらいから現代の僕たちの歴史について、 認識について話していこうと思います。 何をもって僕らは薬草、薬と考えているのかっていうところにも迫れると。 そうだね、まさに。 そうだよね、そうだよね。 定義とかを何個か紹介したりとかしていきたいと思うんだけど、 まず聞いてる人、 僕たちはもうこの植物の業界にいるから、 なんとなくイメージがわかるんだけど、 薬草好きの人のイメージってあると思うんだよね。 そうだね。 例えば、スピリチュアルの人が多いなとか、 あと結構、アロマとか香りとかってやっぱ女性がすごく多いんだよね。 そうだね、あまり男性でアロマが大好きでみたいな話は聞かないね。 圧倒的にやっぱ女性が多いんだけども、 この歴史の変遷を聞くと、 なぜ女性が多いのかっていうのもわかります。 あと、やっぱり資格がすごくたくさんあるなっていう印象は最初から持ってる。 そうだね。 アロマテラピー関係だとか、特にね。 すごく多いなと思っているし、 それがいまいち明確な基準もそんなにないよなとも思うところではあるんだよね。 そうだね。 ここ、僕も数年、いろんな野草のイベントとか、 顔を出したりしてるんだけど、 結構、陰謀論系の集まりだったりとか、 謎なんだよね、コミュニティとして。 っていうのがあって、 今日ちょっとそういう歴史の、 なんでそういう風な女性が多かったりとか、 なんでそういう構造になっているのかっていうのを話していきたいと思います。 はい。 やっぱり、野草を今日多分聞くと、 やっぱすごいね、人間の歴史なのね。 どこまでいっても。 そうだよね。 資本主義にすごい利用されてるなとか、 社会運動とかの象徴にされてたりして、 前提として、 何が良いとか悪いとかではなく、 結構事実ベースで、 今回も話していこうかなと思います。 お願いします。 はい。 野草茶とか、 野草茶っていうのは、 今でこそ、みんな日常生活で飲んだりするじゃない? よもぎ茶とか。 そうだね。 昔の人っていうのは、 ほとんど飲んでなかったっていう風にされてます。 そう、昔っていうのは、 大体いつぐらいのことなんだろう? 江戸後期から一応お茶っていうのは、 庶民が飲む文化が入ってきて、 飲むようになってるんだけど、 古来の日本人が日常的に飲んでいたのは、 大体茶湯か水が基本なんだよね。 そうなんだ。 あまりわざわざお茶っ葉を焙煎したりして、 お茶を入れるとかはやってなかったんだ。 ほとんどやってなかったとされています。 なるほど。 だし、太古の恵みとか、 そういうキャッチーな言葉で、 そう言われたりするんだけど、 古くからお茶として飲まれてきましたとか。 全然そんなことないと思う。 なるほどね。 僕がリサーチした中では。 だからよもぎ茶とか毒ダミ茶とか、 そういう野草が脚光を浴び出したのは、 結構最近のことなんだよね。 その薬草のイメージがどうやって作られていったのか、 っていうのをちょっと今から説明していきます。 時は遡ること。 1955年の。 あれ、案外そんなに遡らないね。 そんな遡らない。 キノコ編とか四国伝とかだったから。 そうだね。 今回は割と人間の歴史なので。 そうだね。 ここで一番最初の野草ブームが来ます。 戦後結構早い時期に、 まず最初の波が来ると。 多分この頃ダイエットブームが一回来るんだよね。 これ高度経済成長期で、 ちょこっとずつみんな生活に余裕ができ始めたぐらいの時期だね。 1955年。 栄養状態もどんどん改善はされていって、 やけの腹状態から。 この頃に万病に効果があるという、 コンフリーって聞いたことあるかな。 分かんないや。 近くのノボリベツ駅とかにも通って、 紫の大きい花があるんだけど、 これが万病に効果があるっていう風に、 週刊誌ですごい広く宣伝されたんだよね。 これで一回コンフリーブームが起こると。 コンフリーは昔からそれこそ薬草として、 ヨーロッパとかで使われてた薬草で。 そうだよね。日本の植物じゃないよね。 名前からして。 そうだね。 一応日本だとヒレハリソウっていう和名がついてます。 コンフリーの名前の由来なんだけど、 骨を結合するっていう意味があって、 実際カルシウムがすごい多かったんだって。 そうなんだ。 っていうので、昔の兵士たちとかにとか、 そういう人たちに食べさせられていた。 頑丈な体を作るということで。 っていうのがコンフリーなんだけど、 これがすごい流行ったんだよね。 栄養満点みたいな感じで。 なるほどね。 っていうのが最初です。 ただ今コンフリーに関しては、 換気の障害を起こす毒性が見つかっているので、 これ禁止になってます。 はい。やっぱりすぐひっくり返されちゃうよね。 まずこの時点でこの薬草とされていたものが、 毒草になっているのがわかるかなと思います。 面白い。 その次、1955年のコンフリーブームの次なんだけど、 1960年頃にガンとかダイエットに効果があるっていうので、 紅茶きのこっていうのがブームになりますね。 紅茶きのこ? 猿の腰掛けとかこの辺でもブームになるんだけど、 その時に丸々に効くっていう、 それがもううぞうむぞうに出てきたのね。 あるいはアガリスクとかは聞いたことあるよ。 なんかガンに効くきのことかね。 ああそうそう、もうその辺の時代ですね。 これでもうめちゃめちゃ何々に効くっていうのが出てきすぎて、 健康食品業界の暴走を抑えるために、 1971年に薬事法が変わって、 四六通知っていうのが出るんですよ。 出ましたよ。 もうねこれ薬草やってたらね、すごく面白い。 そうだよね。 まあ法律の話になるんだよね。 で、今では健康職員とかも効くって言っちゃいけないとかいうのがあるんだけど、 1971年の前まではもうめちゃめちゃみんな効く効く言ってたの。 何でもありだったんだ。 はいはいはいはい。 何でもありの時代だったんだけど、ここで四六通知が発令されます。 なぜ四六通知っていうかっていうと、昭和46年にこの法律が作られたから四六通知ですね。 これは具体的にはどういうものなのかというと、 その薬草に関するいろいろな規制がここでかけられたっていうことになるよね。 そうだね。 あの医薬品、それが医薬品なのか食品なのかを分ける法律が四六通知なの。 そしてその医薬品に該当する植物のリストも作られたっていうことだよね。 そう、例えばあのイチゴのこの枝の部分が薬草なので、 効くとか言っちゃいけませんとか。 っていうのがほぼすべての薬っぽい植物にあるんだけど、 この時一番最初は毒ダミっていうのは医薬品に分類されてたのね。 なるほど。 この薬草茶の多分代表だと思うんだけど、 多分あの植物そんなに知らない人でも毒ダミは聞いたことあると思います。 そうだね。 で、四六通知に毒ダミが入っていたっていうことは、 一般人が毒ダミ茶を売買すると、実は薬事法違反になっていた時代があるのね。 薬と同じものとして毒ダミが指定されていたということで、 なのでその資格を取った、その薬の取扱いの資格を取った薬剤師さんだとか、 あるいはその許可を取った工場とかじゃないと毒ダミは使っちゃダメですよって指定されてた時期があるということだよね。 で、製薬会社の専売特許になったの。 おー独占できるんだこれによって。 そうで多分裏とかで、いろんな多分国とかのロビー活動だよね。 そうだね。 っていうのがあったと思うんだけど、 そうで一般人がだからここは毒ダミをそんなに扱えないっていうのが続きます。 はい。 で、ただ毒ダミはお茶としてもともと使われてたので、個人消費としては問題ないみたいな感じで扱いですね。 なるほど。 はい。で、それから何年頃?1990年。 だいぶ最近になったね。 20年後に薬事法の改正が起きます。 で、ここでなぜか毒ダミが医薬品から解除されます。 法は何ででしょう? これはね、分かんないですね。 何かがあったんだね。 多分いろんな、もともと日本人がね、みんなが普通に家とかで住んで飲んでいたものを、おかしいじゃないかと。 まあまあまあまあ。 製薬会社がその独占してみたいな。 そうだね。 多分そういう動きがあったんだと思う。 で、この法律が解除されるのに毒ダミが四六通知から外れて、 ここで健康食品業界が、もう毒ダミを。 色めき立つんだ。 そう、毒ダミブームが起こります。 あーすごいね。 で、これはもともと医薬品だったっていうのは一つのブランドなんだよね。 はいはいはいはい。 なので、もう毒ダミっていうのが効くよっていうのは、もうなんていうの、そういうみんなのイメージが。 もうそうだよね。 規制緩和によって業界がすごい盛り上がるみたいな感じだよね。 あ、そうそうそう。 で、ここでもうみんなが知っているそうけんび茶。 はい、そうけんび茶。 これね、1993年に発売なんですよ。 解除された後。 解除されたのはそう、90年だから。 そうだったね。 すぐ、もう解除されてすぐに。 毒ダミ入ってるね、確か。 そう、葉と麦、玄米、月、味噌ってやつね。 毒ダミハブ茶のやつね。 この中に毒ダミが入ってるんだけど、 これはこの四六通知で毒ダミが医薬品だった。 それが外れたっていうのの、 その後の健康職員業界のこのこぞった商品開発のブームの中で生まれてます。 なるほどね。 ものすごいブランドになってたんだね。 そう。 四六通知のおかげで。 で、この同時期に野草茶が続々と誕生してるの。 薬草茶。 杉菜茶とか。 なるほどね。 そうけんび茶がその旗印になった。 そうそうそうそう。 杉菜茶とか。 僕も知らないお茶もあるんだけど、 目に優しい目薬の木茶とかね。 知らないでしょ。 知らない。 これブームだから去ってんだよ。 千振茶とかもね、子供の頃に聞いた覚えがあるよ。 千振茶とかもまさにその時期に。 そうなんだ。 とか、 健康茶っていうカテゴリーができたんだ。 そう。っていうのができます。 なるほど。 で、これが30年前ぐらいにバーっといろんな薬草茶が生まれるの、この世に。 そして当然それはほぼ去ってますね。 なるほどね。 ブームだから。 ブームだったから。 で、この時実はこの資本主義、健康職員業界だけではなくて、 行政にも野草ブームが起きてます。 行政で? どういうことでしょうか? 僕は知らなかったんだけど、 あの群馬県に薬王園っていう巨大な薬草テーマパークがあったらしいです。 薬草テーマパーク? それこそあの薬草園っていうとさ、 江戸時代ぐらいから作られているものをイメージする人が結構多いと思うよ。 例えば、そうね、東京だと小石原だっけな。 はいはい。 あの東大の祖父族の植物園だったり、 鹿児島にもすごい古い植物園があったり、 薬草園だね、があったりみたいなそういうイメージを持つんだけど、 薬草テーマパークがそんな最近に作られてたの? これね、結構最近っぽい内容が。 あのね、東洋医学をテーマにしたテーマパークで、 薬草園がもちろんあります。 はい。 と、薬草の展示があります。 はいはいはい。 で、漢方の薬草のなんかこう、なんかデータベースみたいな。 なるほど。 とか、薬膳レストラン。 あー。 で、草木染めができる場所。 お、だんだんテーマパークっぽくなってきたな。 遊歩道が森の中に整備されて森林浴が楽しめるっていう。 おー。 なんかすごいこう、今っぽくない? そうだね。 SDGsっぽい感じだよね。 うんうんうん。 で、これが1994年にオープンしたんだけど、 滋賀県の息吹山? 行ったことないけどね。 同じような施設が。 できたと。 あった。 はい。 で、こういうのが結構全国各地にできたらしいんだけど、 これも2000年あたりに全部閉まっていきます。 なるほどねー。 で、この毒ダミーの四六通知から始まった薬草ブームっていうのはこのあたりで大体収束していきます。 はー。 で、これから2000年以降が僕たちが知っている、 すごいこの自然とか薬草業界の流れになっていくんだけど、 2000年以降は民間資格のブームですね。 そうだね。ここに来るまでの歴史の中では、 あまりアロマとかそういう言葉を聞かなかったなって思ったんだけど、 この辺から出てくるんだ。 この辺から。 どっちかというと、この2000年前までは、 健康食品業界が健康として薬草を資本主義の中で利用していたっていう。 なるほどね。 フェーズですね。 はい。 で、その次2000年以降の話をしていくんだけど、 この辺からアロマテラピー検定とか。 なるほど。 ハーブ検定とか。 はい。 っていうのが出てきます。 で、一番多分日本で大きいのはメディカルハーブ協会さんなんだけど、 これ2004年にできていて、 これ結構薬草の、なんていうのかな、資格だよね。 認定講師的な感じのやつとかが。 これが2004年ぐらい。 協会の入会金があって、年会費があって、 で、専用の講座があって。 あって、みたいな。 で、講師を育成していくみたいな、そういう感じのビジネスだよね。 っていうのが流行っていきます。 はい。 今もその流れは間違いなくある。 すごく流行ってるよね、今も。 流行る。 どんどん拡大してるでしょ。 私やっぱ観察会とか、そういうハーブのイベントに行くと、 みんな死ぬほどメモ取ってんのね。 なんかね、らしいね。 勉強って感じなの。 それは多分この2000年以降の、 この民間資格の流れから来ています。 それを受講する人というのが、女性が多いということになるのかな。 そう、一般的、女性がファクトとして多いんだけど、 なぜ女性が多いのかっていうのも、 この後ちょっと話していこうと思います。 はい。 なので、ちょっと振り返ると、 略奏はもともと健康ビジネスから始まって、 まずスタートが戦後なんだね。 戦後。 ちょっと余裕が出てくると、やっぱみんなそういうのに目が行くからさ。 健康ビジネスからずっと来て、 4・6通知。 あまりにもみんなが。 そうだね。 そう、熱狂しだしたから、資本主義業界がね。 それで法律ができて。 ちょっと規制をかけようと。 そう。 で、2000年ぐらいまで行政も一貫になって、 そういうのが流行ってましたと。 はい。 今は教育ビジネスにだんだん変わってきてるっていうフェーズですね。 やっぱり一貫してビジネスと紐づいてるっていうのが面白いなと思うところで、 例えばさっきの健康食品の話とかさ、 これどこまで言っていいか分かんないけど、 実際健康になる上で欠かせない存在だったとしたら、 今も昔もずっと飲んでると思うんだよね。 そうだね。 そこがすごい示唆深いなって思うね。 そうだね。 ちょっとその辺はこの聞く人たちに委ねて、 ちょっと僕たちは歴史だけを今日は紹介していきましょう。 一旦事実だけをなぞらえてきました。 で、ここまで話そうかな。 次ちょっと薬草の定義について、 なんだけど、これは薬草の定義っていうのはもうないです。 なるほど。 はっきり言って、僕も仕事でガイドの仕事とかしてるので、 薬草って何が薬草なんですかっていうふうに言われるんだけど、 調べたら調べたりするほどないですね。 なるほどね。 時代によってまず変わる。 確かに言われてみたら唐辛子も薬草って言えるもんね。 言える。 例えば。 言える。 スパイスってみんな捉えているけれど、 あれだって煎じて粉にしてお湯と一緒に飲んでくださいって言ったら、 なんか体温上がって発汗してっていう効果が出てくるわけだから。 そうだね。健康になるからね。 今その言葉を聞きながらすごい、 薬草っていう言葉の定義とか範囲とかって曖昧だなって改めて思った。 そう。だからそうだね。 ちなみに鳥かぶとっていうのが日本で三大毒草なのかな。 絶対に死ぬというレベルの毒だよね。 なんだけど量によっては漢方になるんだよね。 武士っていう漢方名なんだけど、 鳥かぶとって編集が、 ちょっとこれ豆知識的になっちゃうんだけど、 編集を含めると日本で52種類ぐらい見つかってます。 で、なんで52種類見つかってるかっていうと、 漢方薬として使えるぞってなって、 製薬会社が目をつけるのね。 はいはいはい。 で、これ津村製薬が死ぬほど分類したの。 金になるから。 そう。だからこういうのはお金になるから分類が進んだっていう珍しい例だね。 投資が進んだんだね。 そう。ちょっと話がそれたんだけど、 薬草の定義はないです。 なんだけど薬草の捉え方、見方みたいな紹介することができて、 ちょっとそれを紹介しようかなと思います。 で、今の医学、現代においてはもう四六通知を使うしかないですね。 ああ、そっか。 あれ、四六通知自体が何が薬草であるかの、 日本における一つの共通認識ということになるんだ。 そう。なので、 大漠、木肌の胃薬とかね、せんぶりとか陶器とか、 これは明確に医薬品であり薬草であります。 まあ、昔から漢方薬の中にカテゴライズされているけれども、 今の日本では四六通知の中にカテゴライズされていて、 だからはっきり薬草、薬木とかいうことができるってことだね。 よもぎとかは非医薬品で食品ですね。 なるほどね。だからお茶として作って販売とかもできると。 そう。なので、この四六通知によって薬草を定義するならば、 よもぎとか薬草ではないですね。 なるほど、確かにそっか。薬草であるなら、 その薬剤師だとか製薬会社しか使えないものになっちゃうもんね。 そうそう。 なるほどね。 なので、ここでよもぎっていうのはアイヌの中で、 アイヌの北海道とかで薬草っていうふうに言われてるんだけど、 この四六通知の定義を使うと薬草から外れてしまいます。 現代の日本においては薬草茶っていう言葉はすごい矛盾してるよね。 そう。かなり矛盾してる。 かなり矛盾したことになるよね。 薬草茶は存在できるけど、四六通知家において薬草茶っていうのは、 なんか変な日本語になっちゃうなっていう感があるね。 で、四六通知、アンディ君も言ってくれたんだけど、 日本独自のものなんでね。 そうだよね。厚生労働省でしょ、今。 そう。四六通知、陶器とか、陶器っていう薬草があるんだけど、 これは中国、台湾、韓国では食品扱いなので、 サムゲタンとかに入ってるし、台湾ではカップラーメンとかにも入ってるので、 なんか全然普通なんだよね。 で、四六通知は植物名ではなくて、部位によっても違う。 例えば、日立アロエっていうのは、アロエは四六通知の薬品に分類されてるんだけど、 中身は食品なので、アロエゼリーとして販売ができます。 果肉の部分は食品であるよっていう。 皮の部分が薬品だね。 なので、食品の中に混ぜて売ったりとかしたら、 ちょっとダメだよっていう感じになってくる。 っていうのが、四六通知を使った薬草の見分け方だね。 なるほどね。 これ面白いなって最初、四六通知を見たときに思ったのは、 ごぼうが入ったりするんだよね。 そうだね。意外とね。 意外と西から野菜がガンガン入っていて、 四六通知を一通り見た上で、 僕とカズキでスーパーに行ったとき、 四六通知入っとるよみたいな感じですごい。 全部四六通知だもんね。 全部四六通知だったの。 っていう感じで楽しくしゃべった覚えはあるんだけど、 かなり身近な野菜が入ってる。 これ四六通知の見分け方で、 もう一個薬理活性。 それが薬として機能するかどうかの視点が、 一つ薬草の定義付けに使われたりします。 例えば、日常的に摂っているのは食品なんだけど、 病気の治療として、 病気の治療前提として、 非日常的に投与するものを薬草と呼ぶことができる。 これは、四六通知の他の見方と言うことだよね。 例えば、コーヒー。 日常的に飲んでるとそんなに効かないんだけど、 目が覚めたりとかね。 ただ普段服用しない人が、 変頭痛とか眠気防止のために、 今日だけはっていう風に服用すると、 目が覚めたりとか興奮作用があるので、 その場合は薬草として定義できるよねっていう。 何らかの効果を期待して服用した場合、 それを薬草と言うことが一つできるよねっていう話。 っていう見方もあります。 他には、これはもう科学の世界で使われてる視点なんだけど、 分子レベルに話を持っていくと、 窒素原子を含むアルカロイドって聞いたことあるかな。 聞いたことない人も結構多いと思うけれども。 その窒素原子を含むある科学構造が入っていると、 薬に分類するっていう見方もあります。 なるほどね。 植物が作っている科学物質がこういうのが入ってるから、 これは薬草と言えるよっていう、 そういう話、そういう見方っていうことだね。 ただこの窒素原子を含まずに薬理効果があるのもあるので、 だからアルカロイドを含むかどうかだけでは分類できないんだけども、 一応こういう見方もされています。 なるほど。 っていう感じかな。 それはそれぞれの界隈に属している人たちが、 それぞれ独自に定義しているっていうことね。 そうだね。 だからすごいいろんな見方が多様だよね。 そうだよね。 確かにこれみんな定義がないっていうことを認識していないから、 多分話が合わないと思う。 確かに。 どの業界も。 なんとなく近いニュアンスは共通しているけれども、 細かいところをしゃべればしゃべるほどズレが出てくるよね。 っていうのが薬草っていう定義はないっていうお話でした。 面白いかもしれない。 ちなみに今回、僕が参考にしたのは、 チベット医の、チベットで唯一お医者さんをしていた小川先生って人がいるんですよね。 日本人で。 っていう人が僕、長野で実は2日間くらい、第一で。 ごめん、若干語弊があったかもしれない。 チベット医療の世界の中に飛び込んだ日本人の人で、 当時世界で唯一のチベット人以外のチベット医だったっけな。 そうだね。 日本で唯一。 日本で唯一。 日本で唯一のチベットでちゃんとした資格を取ったチベット医療のお医者さん。 そう、10年くらい向こうでお医者さんしてたから。 そう、っていう人から、 この薬草の歴史とか、薬草が当たり前の世界から見た日本の薬草感とか、 そういうものをちょっと教えてもらって。 うちにも来てくれたんだよね。 そうだね。 白老にも。 遊びに来てくれた。 遊びに来てくれた。 その時に、夜すごく遅くまで語り合ってたんだけど、 その時の資料とかを僕が独自に編纂して、 調べて、今回話したっていう感じになります。 いやー、小川先生協力ありがとうございます。 また後半もちょっと話していこうと思うんですけど、 一旦前半はこの辺で。 ありがとうございました。 ありがとうございました。